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餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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圧巻の「SFマガジン」アーカイブ70本収録!創刊700号記念特大号

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これは、一生の宝物だ。


あまりの感動で、簡単には読み進められない。
もちろん発売日(5/24)に入手しているし、記念特大号でもあるので、今回ばかりはすぐにエントリーを書こうと思っていた。
しかし、つらつらとページを繰っていたら、興奮が冷めらやなくなり、その素晴らしさをうまく言い表せそうになかった。
ということで、少し心が落ち着くのを待ってエントリー。
2,900円という定価は、通常号の3倍にもなるが、その内容を考えれば決して高くない。超保存版なので、もう1冊買ってボロボロになるまで読み込みたいとまで思った。それほどまでに、今回のSFマガジンは素晴らしい。
これまで、記念特大号というと、その時点でのオールスターキャストが顔を揃え、力作短編がズラリと並ぶのが常だった。

そう、例えば、4年前の創刊50周年記念号のように。
これも圧巻の保存版だが、今回の700号記念は、いつもとちょっと趣が変わっていた。SF MAGAZINE ARCHIVEと題して、創刊号からの記事からより抜いたものを、時系列で再録しているのだ。
その内容は以下の通り。

1959年12月の本誌創刊から、日本SF作家クラブ創設、国際SFシンポジウム、1970年代のSFブーム、サイバーパンク、「SF冬の時代」、Jコレクション創刊、日本初のワールドコン開催、そして700号を迎えた現在まで
――日本SF界の55年史を、700冊から厳選したルポ、コラム、インタビュウほか70本の記事で再構築する。
S―Fマガジン2014年7月号:ハヤカワ・オンライン:

再録にあたって登場する、作家、評論家陣のメンバーも豪華絢爛。

福島正実/矢野 徹/大伴昌司/小尾芙佐伊藤典夫/光瀬 龍/柴野拓美/森 優/鏡 明/野田昌宏/中島 梓/水鏡子神林長平高橋良平/小川 隆/巽 孝之/浅倉久志/中村 融/山岸 真/川又千秋/今岡 清/星 新一/眉村 卓/庵野秀明/大森 望/森岡浩之瀬名秀明/菊池 誠/上遠野浩平冲方 丁/三村美衣/東 浩紀/林 哲矢/加藤逸人/栗本 薫/田中勝義/笠井 潔/山田正紀沼野充義/円城 塔/飛 浩隆/前島 賢/松浦晋也宮内悠介

SFの一時代を築いた、往年のビッグネームが並ぶ。中には、既に亡くなってしまった方も含まれており、胸が切なくなる。
記事の再録といっても、単に無造作に過去の記事からピックアップしたわけじゃない。厳選に厳選を重ね、練りに練られた構成で選ばれた(としか思えない)珠玉の70本だ。
その冒頭を飾るのは、初代SFマガジン編集長の福島正実が、記念すべき創刊号に寄せた巻頭言の再録。
SFマガジン創刊号は、復刻版で持っているので、まず、そちらからご覧いただこう。


福島正実の熱い思いが伝わる、珠玉の名文だ。
それが、今回の700号記念号でも、巻頭言として甦った。

イラストの色こそ違えど、活字などは当時と同じ物が使われており、創刊当時の息吹が伝わってくる。
感動は、このページに限らない。他の再録記事も全て、字体や版組などが当時のままで再現されているため、さながら、SFの歴史にタイムスリップしてのめり込んでしまう。

今は亡き、中島梓栗本薫)が、神林長平の処女短編集に寄せた素晴らしいレビュー。
これは、リアルタイムで読んだ時も感服したが、あらためて読むと、その慧眼ぶりに驚愕する。神林長平は、今やSF界の大御所とも言える存在に上り詰めたからだ。
再録記事といっても、単なる読みものだけではなく…。


こういった広告まで含まれていた。
そしてこれが、発刊当時の、SF界の興奮と感動を伝える、見事なアーカイブになっているのだ。
いやはや、今回のSFマガジンは本当に素晴らしい。
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