餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

アップルストアに跳ね返されたiPhone 5のバッテリ問題(後篇)

スポンサーリンク

(承前)
5月6日。夕方。
駅を出てから延々と連なる雑踏に辟易しながら、しかし、期待に胸を膨らませて、僕はここにやってきた。

アップルストア渋谷
僕の目的はただひとつ。iPhoneのバッテリをリフレッシュ交換してもらうことだった。摩耗の症状は明らかなのだから、きっと何の問題もなく、手続きは完了するだろう。流石はアップル。
…という結果になるのだろうと思っていた。この時までは。
手続きを行ってくれるGenius Barは、アップルストア渋谷の2階にある。階段を上ると、沢山の人がいて一瞬戸惑ったが、そんな僕を見かけて、欧米人と思われる店員が声をかけてきた。
用件を尋ねられたので、Genius Barの予約をしている旨を告げると、了解しましたと言って、僕の名前を確認。手持ちの端末で処理され、あっという間に受付が完了。

手元のiPhoneを見ると、表示はこのようになっていた。
やっぱりアップルは、何でもスマートだなぁと感心。「予約時間になったら名前を呼ぶので、壁際で待っていて欲しい」と言われたため、僕は壁際に佇みながら、店内をつらつらと見渡していた。

Jawbone UP、山ほどあるなぁ。UP24は売れてないんだろうか?
などと思っているうちに、あっという間に予約時間となり、僕の名前が呼ばれた。

ちょうど席が空いたので、あそこに呼ばれるのだろうなぁ…と思っていたら、違った。
ブルーの制服をまとった日本人のGenius(店員)がやって来て、近くのテーブルで、立ち話での対応となった。僕はちょっと拍子抜けしたが、立ち話であろうが、対処してくれるのであれば別に問題ないと思い直した。
Geniusは、軽い挨拶の後、診断のため、僕のiPhoneの設定画面を確認させて欲しいと言った。その情報を自分の端末に取り込むことで、リモート確認ができるようだ。
そこからあとは、Geniusは、僕のiPhoneには全く触れることなく、以下の説明が始まった。
ここから後は、Geniusと僕の会話を再現してみる。
ただ、ちょっと呆然としてしまったし、店員端末の写真を撮ることも禁じられたので、うろ覚えでの聞き書きとなる。もしかすると、少し記憶違いがあるかもしれないことをご容赦いただきたい。

Genius:うーん。バッテリは、500サイクル程度で、まだ70%以上残ってますね。交換の必要はないです。

いきなり、交換の必要はない、と言われてしまったので、僕は一気に落ち込んだ。
まさか70%以上も残っているというのは想定外だったのだけれど、要は、バッテリ性能は劣化していないので交換できません、ということなのだ。
これは、AppleCare+の説明にも書かれており*1、逆らいようがない。
しかし、一応抵抗してみる。

僕:えっ。そうなんですか?でも、本当にもたなくなってしまっているんですが…。
Genius:それはきっと、バッテリ性能以外のところに要因があります。どんなページでもいいので、Safariで何か開いてみてください。

ということで、SafariGoogleトップページを開き、確認してもらうと…。

Genius:原因はこれですね。メモリの問題です。6つのアプリで引っかかってしまっています。ここまで重なると、バッテリももたなくなります。

Geniusの端末には、以下6つの名前が表示されていた。

このうち、spring boardは管理用のソフトウェアなので、気にすることはなく、他5つのアプリで競合などの問題が発生しているとのことだった。
iPhoneの場合、長いこと使っているうちに、設定などのゴミがたまり、それらが競合し、無駄にバッテリを消費してしまうのではないかとの話だった。
それで、解決策を尋ねたのだけれど、バッテリの責任ではなくなったためか、ここから先は急に対応が荒っぽくなった。(ように僕は思えた。)

僕:gunosyは最近使ってないので、それを削除すれば、少しは良くなりますか?
Genius:影響がiPhone全体に及んでいますので、問題のアプリを削除しただけでは意味がありません。

さらに…

Genius:iPhoneの場合、パソコンと異なり、デフラグなどで綺麗にすることはできません。
とりあえず試していただきたいのは、全削除⇒復元ですが、最近の復元は性能が良く、問題を引き起こしているゴミまで拾ってきてしまいます。なので根本的な解決にはなりません。

「できません」「なりません」ばかりで、元も子もない。
バッテリを交換してもらえないのならば、根本的な解決を知りたいのだ。ということで、じゃぁ、どうすれば解決するのかと尋ねると…。

Genius:ちょっと面倒かもしれませんが、クリーンな状態にして、復元を使わず、1から全てのアプリや設定などを入れ直すことですね。

いやはやそれは…。と戸惑う僕に、Geniusはさらに言い募った。

Genius:僕のiPhoneにも、メモリの問題はあります。僕も最近、iPhoneを破損したので交換対応したんですが、復元から戻したので、問題はそのまま残ってます。いくら本体やバッテリを変えても、解決しないですね。

要は、破損などによるケアは対応するけれど、バッテリ交換などしても無意味だから対応しないよ、という念押しだ。
「1からの再設定が面倒ならば、我慢して使え」というような、暗黙の圧力を感じた。そして…。

Genius:保証はまだ数ヶ月残ってますので、何かありましたら、また連絡ください。お客様との対応記録は、全て残しておきますから。では。

といって、いきなり立ち去られてしまった。
次の予約が入っているのだとは思うのだけれど、それにしても、不安を覚えたままの客を残して、呆気なく消えるとは思っていなかったので、ちょっと驚いた。ビジネスライクなのだなぁ、Geniusは。
僕は、肩をうなだれ、唖然として、アップルストアを後にした。入店時のワクワクした気分から反転。いきなり心は真っ暗になってしまった。
まぁでも、「1から全てを入れ直せば、バッテリ問題は回復するかもしれない」という回答を得られただけでも、良しと考えよう。
折角渋谷まで来てこんな結果になってしまったのは、実に空しいのだけれど、バッテリに問題がないと断言され、自力でバッテリ交換もできない以上、僕にはそれしか手がないのだ。
ただ…僕は、基本的にズボラなので、全てを1からやり直すなどという根気が出せるかどうか、ちょっと自信がない。
やっぱり、iPhone 6まで辛抱するかなぁ。うーん…。
Twitter Button from twitbuttons.com

*1:バッテリ交換の対応は、「バッテリーの性能が正式な製品仕様の50パーセント以下しか発揮できなくなった場合」と明記されている。


マラソン・ジョギング ブログランキングへ