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ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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ツツイスト冥利に尽きた「創作の極意と掟」刊行記念イベントの感激(中篇)

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(承前)
2日経った今でも、あの時の感動がこみ上げてくる。

イベント中の写真撮影は厳禁とされていたので、単なる椅子の写真となってしまった*1が、それでも十分興奮が甦ってくるのだ。
「あぁ、あの席に先生がお座りになり、そして語って下さったんだなぁ」と。
録音も禁止だったため、懸命にメモをとって聞き書きしたけれど、読み返してみると、あまりに早書きしたせいか、自分でも読めない文字が多数orz
ということで、イベントの完全な再現は諦めた。当日の模様は、ニコニコ動画などでも放映していたようなので、きっとどこかできっちりと書き起こして下さる方がいる筈だ。
ということで、このエントリーでは、僕の記憶に深く残った部分のみをご紹介させていただくことにしたい。
イベントは二部構成。
まずは、「創作の極意と掟」というタイトルに関連し、創作や 執筆について、筒井先生へ寄せられた質問に、先生がお答えになるというコーナーだった。
質問は、全部で12個読み上げられたが、僕の記憶(&記録)に残っていたエピソードは以下のあたり。
Q:筒井先生にとって、とびきり好みの女性が出てくる小説は?
という質問に対し、いくつかの小説をあげられた。先生は、美人というよりは、性格的にいい女性の方が好みとのことだった。
それを踏まえて(?)自作では…ということで、何人かの女性の名前をとりあげられた。
先生曰く、芳山(時をかける少女)や、千葉(パプリカ)は嫌、とのこと。七瀬に至っては、「嫌いでしょ?」とまで呟いて、会場の爆笑を誘っていた。
あえて上げるなら…ということで、「旅のラゴス」のデーデを上げられていた。わかるなぁ。デーデは僕も大好きなキャラクターだ。
Q:「文学部唯野教授」は春から夏までの話だった。秋から冬までの続編を書く予定はないか?
先生曰く、「付け加えることは何もない」とのこと。言いたいことは、あの中に全て包含されているとの旨。
加えて、「あの講義は、前期だけのものだった。」と仰り、これにも会場が沸いた。
Q:物語や表現において、セルフパロディの自爆には、どう対峙すべきか?
これはいい質問だなぁと思った。常々、筒井先生は、自作の模倣作品は書かないと仰っておられるからだ。この質問に対してのご回答でも、「(自分が昔書いたものを含め)誰も書いていないものを書きたい」と仰られたのが印象的。
この質問に対しての回答は、2つあるとのことで、まず1つは「書かないこと」(会場爆笑)、そして、「表現方法を変える」ということだった。
同じようなテーマであっても、新たな書き方を見出すのも着想のひとつということで、確かにそうだなぁと思った。筒井先生らしい、深い含蓄のあるご回答だ。
Q:SF作家から極意や掟を聞いたことがあるか?半村さんや星さん、小松さんなど。
半村良については、「創作の極意と掟」内で書かれているため、会場では、星さん、小松さんについて語られた。
先生曰く、小松さんや星さんと、小説について話をしたことはないとのことだった。しかし、バカ話は多くしており、その中で、小説になっていくというものもあるとのことだった。
これを聞いて、僕は「SFバカばなし おもろ放談」という本を思い出した。まさに、筒井先生、小松先生、星先生らがバカばなしを繰り広げる内容の放談集だ。

これがメチャメチャ面白いんだよなぁ。折角だから、また読み返してみよう。
Q:最近気になる若手作家は?自身への影響は?
先生が、どんな作家をとりあげられるか非常に興味深く聞いていたら、谷川流という名前を挙げられた。
不覚にも僕は、その名前を聞いて、誰だかよくわからなかったのだけれど、有名な、涼宮ハルヒシリーズの著者だった。筒井先生は、特に「涼宮ハルヒの消失」を読んで感心したと仰り、これを読んでライトノベルを書きたくなったとも言われた。
そしてそれが、あの「ビアンカ・オーバースタディ」に繋がっていく。僕は涼宮ハルヒシリーズを読んだことがないのだけれど、ここまで先生が感心する以上、読んでみなければなぁ、と思った。
会場で先生がお答えになった質問は12個だった。今回はその一部しかご紹介できなかったけれど、どの質問に対しても、筒井先生が丁寧にお答えになっておられたのがとても印象的だった。
もちろん僕が書いた質問は不採用だったが、僕の愚問とは比べものにならない、深い内容を持った質問の数々、そして先生の素晴らしい回答を堪能させていただいたので、とても満足だった。
質問コーナーが終わると、このイベントのもうひとつの企画、大きなお楽しみが待っていた。
(以下、続く。)
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*1:本当は、これを撮ることもダメだったのかもしれないけれど…。ご容赦を(汗)


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