餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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BlackBerryがBlackBerryであるために。原点回帰への夢と祈り

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ようやく、迷走から脱出できるのだろうか。そんなニュースを知った。

 1月7日(ブルームバーグ):カナダのスマートフォン(多機能携帯電話)メーカー、ブラックベリー は昨年11月に就任したジョン・チェン最高経営責任者(CEO)の下で、キーボードを搭載したモデルの販売に軸足を移す計画だ。
加ブラックベリー:キーボード搭載モデルの再投入計画 - Bloomberg:

軸足を「移す」と言う表現にはちょっと違和感を覚えた。
僕は、BlackBerry 10になって以来、軸足を「失ってしまった」ように思えていたからだ。
BlackBerryの看板であり、代名詞でもあった物理キーを蔑ろにし、タッチスクリーンモデルをメインに据えたことが、そもそもの誤り。
iOSを筆頭に、既に熟成されている感のあるタッチスクリーンの土俵で、なぜ、今更、後発のBlackBerry OSで勝負できると思ったのだろう。
物理キー搭載モデルも出るには出たが、その対応は、実におざなりだった。なんと、メニューキーやトラックパッドを外してしまったのだ。
BlackBerryの物理キーは、単に「文字が入力できればいい」わけじゃなく、OSと一体化した操作性があるから快適なんじゃないか。なのに、それをアシストするべきメニューキーやトラックパッドを外す暴挙。
個人的には、あり得ない変更だと思った。

チェンCEOは6日、家電見本市「インターナショナル・コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」でブルームバーグテレビとのインタビューに対し、「個人的にはキーボード型モデルが好きだ」と説明。将来的には同社製の携帯電話の「ほとんど」にキーボードを搭載する考えを明らかにした。

「個人的には」「好き」という説明にもちょっと違和感。
CEOであるならば、個人的とか、好き嫌いとかそういう問題じゃなく、確固たる信念を持って、発言してもらいたいと思うからだ。
とはいえ、身売りの話なども含め、迷走が続いて、最近は暗い話題ばかりだったBlackBerryにおいて、久しぶりに明るいニュース。
BlackBerryBlackBerryであるために、何よりもまず原点回帰、そして、その原点から生み出されたものこそが、復活に繋がる筈。
とりあえずは、9900の「正統な」後継機種発売を希望したい。もちろん、メニューキーやトラックパッド搭載で。
そして、日本市場への回帰も祈りたい。別にdocomoと組まなくてもいい。日本語が普通に入力できれば、それだけでいい。
まだまだ先行きは不透明だけれど、これまではこういった夢を見ることもできなかったので、とても嬉しい。
あとは、実現することを祈るばかりだ。

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