餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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餃子を求めて西へ東へ(その3:神戸三宮駅ガード下「ひょうたん」)

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(承前)
美味しい餃子の記憶は消えない。
まだ僕が若い頃のこと。神戸三宮駅のガード下でとても美味しい餃子を食べた思い出があった。だから、今回の神戸行でも、その店だけは絶対に外せないと思っていた。
下調べも何もしていなかったが、絶対にそのまま残っているという確信があった。「赤萬」の餃子を食べ終えてすぐ、記憶だけを頼りに、三宮駅のガード下へ向かうと、果たして…。
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あった!
そう、「ひょうたん」だ。あの頃のまま、そのまま、いや、もちろんさらに年期を重ねてその店は輝いていた。
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当時、この「ぎょうざしかありません」の貼り紙を見て、惚れ惚れした記憶がある。
他にも沢山の貼り紙だらけ。悪く言えば汚いという表現になるのだけれど、僕にはそう思えず、むしろ愛着さえ感じる。こういった雑然としたところも、この店の魅力だからだ。
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扉にも貼り紙。
こちらは少し表現が違って、「餃子しかございません」の貼り紙。そして、外国人向け(?)なのか「Gyoza Only」という貼り紙も貼られていた。
お酒の種類でも、日本酒がなく、代わりに五加皮などという謎の飲み物*1を置いてあるところに、店の強いこだわりを感じる。
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店内。
餃子は7ヶ370円。「赤萬」と異なり、1人前からOKだったので、1人前にとどめておくことにした。餃子のみ、1人前のみ、の注文でも、店員さんは快く対応してくれた。そもそもメニューは餃子しかないのだし、そういった客も多いのだろう。
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テーブルには、味噌、醤油、酢の3点セット。
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そしてやはり、味噌が一番存在を主張していた。「赤萬」よりもこってりとした、濃い味噌だった。
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厨房の情景。非常にシンプル。ただ、ひたすらと餃子を焼くための道具だけが並んでいる。
次々と入る餃子の焼き加減を、音などを聞きながら、絶妙なタイミングで調整していた。そして、待つこと15分。
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来た!
素晴らしい焼き色。薄皮なのに弾力があって、焼き目のカリカリ感ともちもち感が絶妙のコントラストを醸し出している。そして、その具のジューシーなことといったら!肉と野菜のバランスが申し分なく、味噌だれとも合う。
若い頃の記憶は嘘じゃなかった。いやはやこれは旨い。今回の神戸で訪れた3軒の中では最も僕好みの味で、最高に美味しかった。
1人前ではとても足らず、いくらでも食べていたい気分になったが、焼くのに15分ほどかかるため、断念した。帰りの時刻が迫っていたからだ。思えば、最初に1人前しか注文しなかったのは痛恨だった。
しかし、今度はプライベートでゆったりと神戸に来る機会を作って、この店には是非再訪したいと思っている。
ということで、神戸での駆け足餃子店巡りは終了。しかし、僕はこれで飽き足らず…w
(以下、続く。)
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*1:ちょっとググってみたところ、中国の薬酒であるようだ。


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