突然の揺れで目が覚めた。
怖かった。
未明の地震は本当に怖い。眠っている間、人間はどうしても無防備になってしまうし、たとえ飛び起きたとしても、すぐに頭が冷静に働くかどうかも怪しいからだ。
地震のへの対処は、瞬時の判断力が生死を分けると思っているので、この時間は本当に勘弁だった。
しかし、今日は恐怖に怯えつつも、また眠り込んでしまった。僕の住んでいる地域が震度2だったこともあり、それほど大きくないから大丈夫と身体が訴えたかもしれない。
その後、いつものように4時台に起きて情報を確かめてみて驚いた。
なんと、福島で震度5強。震源地を見た時、本当に怖くなった。今、一番日本で地震が起きて欲しくないと思っている場所じゃないか。
津波の心配がないというのはホッとしたけれど、怖いのは原発への影響。ただでさえ不安定な状態だから、さらに天災が加わった時、不安が大きく高まる。
東京電力からの発表では、福島第１原発の放射線を観測するモニタリングポストや原子炉などの機器の値に、新たな異常は見られないというが、本当だろうかと疑ってしまう。これまで何でも情報を「後出し」してきた経緯があるからだ。
信用できないのは、東電だけじゃない。政府も同様。毎日汚染水を垂れ流している状態であるにも関わらず、なぜかそれが「完全にブロックされている」ことになっているらしいから、原発に関しては、この国が発信する情報全てに疑問を持っている。
…と、邪推してみたところで、僕にはどうにもできないので、信用するしかない。そして、今後これ以上大きな地震が起きないことを祈るばかり。
あぁ。
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