餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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レース直前の個人的アクシデント…が吹っ飛んだ東京マラソン2013の感動

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未だ興奮が冷めやらない。

紙吹雪舞うスタートゲートをくぐってから、ゴールする瞬間まで、全てが夢のようだった。
こんな大会、日本では他にない。やっぱり東京マラソンは別格。全てを超越したレース。そう思わずにいられなかった。
ただ、スタートまで順風満帆だったかというとそうではなかった。実は、昨日の朝、個人的なアクシデントがあったのだ。
朝一番で、ブログのエントリーを書き上げ、レースに向けての着替えをしていた時のこと。ランニングタイツを履こうとした時、ちょっとバタバタしていたので、下腿の部分が、燃えさかるガスストーブの表面に触れた。
「熱っ、熱いーっ。」
僕は思わず飛び上がり、足を外したが、下腿には軽い火傷の跡。焼き印がはっきり残ってしまった。ちょっと見苦しいので、直接ここに画像アップはしないけれど、今朝になってもこんな状態だ。
ほんの一瞬のこととはいえ、時間が経つにつれ、ズキズキ痛んできた。しかし、もう時間がない。
僕は慌てて出発。途中、24h営業のマツモトキヨシに寄って治療薬を購入。人目も憚らず道端で塗り、会場に急いだ。
火傷騒ぎと薬の購入で、すっかり時間がなくなってしまったので、会場に着いてもバタバタだった。受付や集合などの時刻には間に合ったものの、ウォーミングアップの時間もろくにとれない有様。
あぁ、もっと余裕を持って臨むつもりだったのになぁ…。あぁ、ここまで順調に調整できていたのになぁ…。とかマイナス思考が頭の中を渦巻いた。
しかし。
いざ、スタートラインを超えると、そんな思考は嘘のように吹っ飛んだ。足はズキズキ痛んでいたが、それを感じたのはスタート後1km程度。あとは、感動につぐ感動がそれを忘れさせてくれた。
新宿の繁華街全車線を通行止めにして走れる幸せ、東京タワー、スカイツリーの壮大さを目の当たりにして走れる喜び、そして何より沿道の応援の素晴らしさ!
いつまでも、どこまでも途切れない声援の海に、僕は酔った。酔いしれまくった。
ボランティアの方々にも、感動の嵐。スムーズな運営で、エイドでの時間ロスは皆無に等しく、かつ、笑顔と声援がこれまた最高だった。
いつもなら、精神的に苦しくなる35km過ぎ。しかし、今回は違った。もちろん、苦しくないと言えば嘘になるが、それよりも、「もう東京マラソンが終わってしまうのか…」という寂しさの方が先にたった。
走りながら、こんなことを思った。「もしも来週また東京マラソンがまた行われたとしても、出場できる権利を得たなら走りたい」「いや、来週どころか、明日にでも走りたい。」そう思いながら、走り続けていた。

ゴーーール!
道中は、風がメチャメチャ強かった(1度帽子を飛ばされてしまったほど)けれど、そんな風の中を応援してくださる沿道の方々のことを思うと、つらさも吹っ飛んだ。
とにかく、何もかもが夢心地だったのだ。

  • 2012年

  • 2013年

東京マラソン公式のランナーアップデートによる、昨年との比較。
僕は基本的にスタミナ派なので、前後半でペースがほぼ一定*1。そして、全てのラップで昨年を上回ることができた。これで3戦連続のサブ3.5。昨秋の大田原マラソンを2分超える自己ベスト達成だ。
もちろん、素晴らしいコースと、沿道の方々の声援、ボランティアの皆さんに支えられたおかげだ。本当に嬉しい。
日本でこれほど感動するレースはないと思うので、来年も何とかして出場したい。
抽選倍率がきつすぎて、3年連続は流石に夢の夢だろうから、チャリティ枠用の貯金を始めようかと思っている。
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*1:どちらも、30km地点だけ少しだけタイムがかかっているのは、トイレに寄ったせい。今年は我慢できると思ったんだけれどなぁ。


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