素晴らしい好天だった。
絶好のマラソン日和。まさか翌日にドカ雪が降るなんてとても信じられない、そんな日に僕は、ここに来ていた。
普通は全く立ち入ることのできない、日本国内にある「異国」。
そんな場所でマラソン大会が開かれるというのだ。僕は、思わずワクワクしてしまった。
入場ゲート。
ここでは写真つきの身分証明書が必要。人によっては、ボディチェックもされるようだ。僕はパスポートを示して入場。なんとなく海外に入国する気分になってしまうが、その印象はあながち間違いとも言えない。この基地内は、紛うことなきアメリカだからだ。
受付。
窓口は、年齢別に分かれているのだけれど、この表示からして既にアメリカ的だった。
基地内に入ると、いきなり子供たちがダッシュしていた。キッズランイベントだ。
売店は大賑わい。
僕は、限定商品で大人気だという、派手なゼッケンボタン(写真左のもの。右の2つはおまけ)と…。
ニットキャップを購入。
本当はもっと色々と購入したかったが、手持ちの現金がそれほどなかったので断念。当然ながら、基地内に日本のATMはないので、買いすぎを防ぐことができた。
会場に着く頃には、親子ランが行われていた。
ハーフや5kmレースなどに加えて、さまざまな企画があり、家族ぐるみで楽しめるイベントになっているようだ。
待機所として解放されていた体育館。
当たり前だけれど、中に書かれている表示は英語だらけ。
ゴミ箱も英語表示だった。
ここは日本ではないのだなぁということをつくづく感じながら、僕はさまざまなものを興味深く眺めていた。
ハーフのレース30分前には、「ズンバ」と呼ばれるダンスイベントが開催された。
いやはや、これがとにかく最高だった。僕は初体験だったのだけれど、ラテン系の陽気な音楽の中、みんなで踊るのは、実にエキサイティングで面白かった。
あまりうまく踊れなかったのが悔しいけれど、それでも最高。このイベントに参加するだけでも、「来て良かった」と思ったほどだ。
と、ズンバで高揚した気分を抱えながら、僕はスタートラインに向かった。
(以下、続く)
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アメリカンな雰囲気に酔いしれたフロストバイトロードレース(前篇)
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