餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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何もかもが圧倒的で個性的な「大木屋」ワールドに酔いしれた2時間(後篇)

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(承前)
エアーズロックで、僕らがすっかり焼肉気分に浸っていた頃。
いきなり「それ」は登場した。
20120818大木屋〜もんじゃ焼き具材

もんじゃ焼きの具材と汁。
肉に決して引けを取らない、ど迫力のスケールだ。一瞬にして主役交代のムードが漂う。流石の演出。
しかし…と僕は思った。もんじゃ焼きはトリを飾る料理だった筈なのに、そもそもこの店は1品完食してから次の料理が出るルールなのに、なぜこれだけが先に運ばれてきたのだろう、と。
僕は勝手に邪推した。これは店側のメッセージではなかろうかと。「うちは焼肉屋じゃないぞ、もんじゃ焼き屋だ。それを忘れるな。」ということで、早めに出てきたのだ。
本当はもっと別の理由があるような気もする*1けれど、もんじゃ焼き屋のプライドだと考えた方が、ロマンがあっていいじゃないかw
ということで、諸般の事情により早め登場のもんじゃは、しばらくはお預け。コース料理としては、まだ別のものが控えていた。
20120818大木屋〜ホタテ1

ホタテとネギのバター焼き。
これも厳しいルールがあって、指示があるまではホタテに触れられない。勝手にひっくり返すのは厳禁。ネギと接触させてもいけない。とにかく何でも我慢なのだ。
20120818大木屋〜ホタテ2

しかし、待ちに待っただけのことはあり、いざ解禁で両者が混ざり合った時の感動もひとしお。味も、とても香ばしくて美味しかった。
そして。続く第4品目。
いきなり鉄板の上に、揚げられたメンチカツの塊が登場した時は驚いた。その驚きで、シャッターチャンスを逃してしまったほど。痛恨だ。
20120818大木屋〜メンチカツ1

気がつくと、メンチカツの周りはキャベツで囲われ、ソースもかけられてしまっていた。
もはやこの状態だと、メンチカツだと判別するのも難しい状態に。
20120818大木屋〜メンチカツ2

メンチカツからは肉汁が溢れ、たっぷりソースも掛かっているので、一見、ハンバーグステーキのようにも見える。
焼いてしまったことで、カツのサクサク感は薄くなってしまったが、これは店の計算のうちだろう。参加メンバーの方から「肉密度が高い!」と評されていたが、まさに至言。
肉汁たっぷりの最高にジューシーな味わい。キャベツがうまく肉汁を吸い込んで、見事に調和している。個人的にはとても気に入った。
そして。
十分にかき混ぜられた(いや、メンバーの方にひたすらかき混ぜていただいた)もんじゃを焼く瞬間がやってきた。
2012.8.18大木屋〜もんじゃ投入直後
具と汁を流し込んだとたん、一気に上がる湯気。これぞもんじゃ焼きの醍醐味だ。
入れても入れても、巨大なボールには、まだもんじゃが残っていた。
20120818大木屋〜もんじゃ焼き

これで全体の1/4量というのだから驚き。
なんと、鉄板2つでそれぞれ2回戦できるだけの量があったのである。そばが大量に入っていることもあって、もんじゃといっても液状化は薄く、非常に食べやすい。
小さなヘラでチマチマ食べるのではなく、皆、大きなヘラで豪快に食べた*2。それがきっと「大木屋」流もんじゃの楽しみ方なのだ。
あれだけの量なので、食べても食べてもなくならないんじゃないかと思ったが、意外ときっちりなくなった。皆、お腹を空かせて臨んでいたというのもあったし、そして何より、楽しくて美味しかったゆえだろう。
20120818大木屋〜ジモン
帰り際、店の中に「ネイチャージモン」の表紙絵を発見。
これを見て、あのエアーズロック肉をまた味わいたいなぁと思ってしまった。参加人数によっては、裏メニューも提供されるということなので、いつかはそれも食べてみたい。
いろんな規制はあったけれど、思い返してみると、それも楽しかった。
とにかく、みんなでワイワイと集まって、巨大な肉やもんじゃで盛りあがりたい店だ。
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*1:混ぜる時間を考慮したとか、店側の作業の都合とか。

*2:そもそも小さなヘラなど提供されない。最初から最後まで、割り箸一つ、大きなヘラひとつ。


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