揃いも揃えたり。
この画像を見て、心が躍る人は羨ましい。
僕には似たり寄ったりにしか見えないのだけれど、それはきっと「docomo定義の」スマートフォンというものを理解できていないだけなのだろう。
こうやって威風堂々と並べる以上、docomoのお偉いさんたちにとっては、それぞれが「全く違う」端末だということが理解出来ているのだ。きっと。凄いなぁ。
もちろん、僕だってモバイラーの端くれ。端末のスペックなどを細かく見れば、機能も特徴も異なることは理解できている。CPU性能は格段に向上しているし、「Xi」対応端末も増えている。
しかしなぁ…と僕は思うのだ。
昨日一挙に発表されたdocomo夏モデル19機種のうち、キッズケータイ HW-01Dと、モバイルWi-Fiルーター L-4Dを除く17機種全てが、フルタッチのAndroid端末*1だった。
Qwertyキー搭載の端末はおろか、テンキー搭載端末さえない。ガラケーも1種類もない。驚いたことに、らくらくホンまでAndroid4.0搭載のフルタッチ端末になってしまった。
これまでこの端末を便利に使っていた人が…。
この端末に乗り換えてくれと言われても、戸惑う人が多いと思うんだけれどなぁ。
どんなに見かけ上簡単に見せてもAndroidはAndroidだし、「押した感触がある」タッチパネル*2だろうが何だろうが、物理キーの便利さや安心には到底及ばないからだ。
まぁ、選択肢のひとつとしては十分ありだと思うけれど、問題は、新機種として他に選択肢がない、ということだと思う。
これは僕の勝手な邪推に過ぎないが、docomoは、らくらくホンまで含めて統一を進めることで、「最新スマートフォン=フルタッチのAndroid 4.0端末」だと決めつけたいのだ、きっと。
ただひたすらその方向へ邁進することで、iPhoneへの対抗軸を何が何でも固めたいという思惑を感じる。
しかし、その方向性は、果たしてユーザーの方を向いているのだろうか?
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