餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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「なぜ走る?そこに餃子があるからだ」ラン30kmの記録(第五章)

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(承前)
蒲田の次は大森だった。
JRならたった1駅。距離にして3.2km。ランナーたちにとってみれば余裕…というわけにはいかなかった。いくら道中の餃子でスタミナを補給しているとはいえ、もう20kmも走っているのだ。
僕はまだ無駄に元気だったが、メンバー内にも疲れが広がっていたことは間違いない。ましてや、ここまで餃子ロードを牽引してくださった餃子王も不在。ということで、僅かの道程がとても長く、長く感じた。
しかしそれでも、いざ目的の店に辿り着いてみると、そんな疲れも吹っ飛ぶような気がした。
満州里 in 大森

その名は満州里。
一瞬、どう読むのかを迷ってしまうような店だけれど、素直に「まんしゅうり」が正解。入口だけみるとそれほど大きな店には見えないが、なんと3階まであって、80名超が入れる本格中華料理店である。
僕は、若い頃に、同僚たちと組んでいた餃子の会で訪れたことがあるのだけれど、外観の印象は、あの頃と全く変わっていなかった。
あの時は、店内に4人で入って、餃子だけ注文してすぐ清算した*1ので、ちょっと気まずかった記憶があるのだけれど、今回は、その轍は踏まない。無難にお持ち帰りで注文した。
焼餃子@満州里

恒例の青空餃子。
一見、何の変哲もないような餃子に見えるけれど、ここの焼餃子には大きな特徴がある。具の中に、キャベツや白菜の代わりとして、タマネギのみじん切りがたっぷり入っているのだ。だから、口の中でタマネギの甘みが広がる。非常に優しい味だ。
羽根つき餃子ではない、というのもポイント。蒲田餃子エリアの近くにありながら、蒲田餃子とは一線を画している。餃子マラニックロードの店は、バリエーションまで考慮の上、組まれているのだなぁと実感。流石は餃子王のチョイスだなぁと、あらためて唸った。
と。
甘い餃子の感慨に浸る間もなく、僕らはまた出発するこにした。何しろ、この時点で17時近く。当初予定では、15時に着く筈の店だったので、大幅に遅れている。
ランニングだけなら余裕で着いた筈だが、途中、餃子が焼き上がるまでの待ち時間が痛かった。そう、焼餃子には時間がかかるのだ。
ということで、僕らは軌道修正を行うことにした。9軒目の「大連」(三田)を飛ばすことに決め、10軒目、11軒目のフィナーレを目指そう。それでメンバーの意見は一致した。
しかし、その前にまず、8軒目の店が控えている。ここは個人的に絶対外したくない店だった。ということで、ちょっとスピードを上げて、本気モードで向かうことにしたのだけれど…。(以下、第六章へ続く。)
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*1:蒲田の餃子店を3軒巡ったあとだったため。昔から同じようなことやってるなぁw


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