餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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「なぜ走る?そこに餃子があるからだ」ラン30kmの記録(第二章)

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(承前)
2軒目に辿り着いた場所は、野毛だった。
桜木町、みなとみらい地区からほんの僅かの距離でありながら、みなとみらい地区とは対極の風情がある、昔ながらの町だ。
そんな下町野毛の一角にあって、ひときわ異彩を放っている店がある。
三陽 in 野毛(桜木町)

「三陽」だ。
何とも刺激的な文字が並ぶ看板は、昔のまま。そう、ここは僕が子供の頃によく通った思い出の店なのである。今回久しぶりに訪れたのだけれど、あのころのイメージ、そのままの店だった。
この店は、店頭以上に店内装飾が強烈で、ネタ的には是非とも紹介したかった。しかし、今回はそれが本題ではないし、そもそも、大量のランナーを受け入れる広さはないので、お持ち帰り扱いにして、外で食べることにした。
このパターンは、餃子マラニック中、たびたび繰り返されることになる。
焼餃子@三陽

焼餃子登場!
焼いている途中から、強烈なニンニクの匂いが漂っていた。僕にとっては懐かしの匂いなのだけれど、今回のメンバーは三陽初体験の方が多かったので、誰も彼もが驚いていた。しかし、実物の破壊力は、想像レベルを超えるものだった筈だ。
口の中がニンニクの匂いで溢れるぐらい、この餃子のニンニクパワーは絶大。「毛沢東もビックリ」のキャッチコピーはダテじゃない。山東とは違った意味での究極餃子だと思う。
こんな餃子を食べてしまったら、人と話すのも躊躇うぐらいなのだけれど、皆で食べれば怖くない。ましてやこれから30kmもの道を走るのだ。匂いなんか気にしていられるものか。
十分なニンニクを補給したあと、次なる目的地に向かうことにした。まだまだみんな余力は十分。天気もいいし、寒くもない。まさに絶好の餃子マラニック日和だった。
3軒目の店は、横浜駅西口の地下街内にあった。
まん天 in 横浜

その名は「まん天」
非常に狭い店で、とても店内には入れないので、お持ち帰りをチョイス。店頭で、既に焼き上がっているものを販売していたため、待ち時間はゼロ。今回の全店中、注文してから食べ始めるまでのタイムロスは最短だった。
しそ餃子@まん天

撮影場所は横浜駅前の路上w
適当な公園などがあたりにみつからなかったので、そのまま路上で立って食べることにした。ランナーたちは、皆「マイ箸」を持参していたけれど、どうせ1人あたり2個程度だし、いちいち箸を使う時間も勿体ない、ということで、皆、手づかみでつまんで食べた。
ランナー姿の男女が、横浜駅前の路上に集まり、皆手づかみで餃子を食べている情景は、傍目から見ると、相当異様に見えたかもしれない。しかし、皆で食べれば怖くない精神(こればっかり^^;)で乗り切った。
肝心の味は…非常にマイルドだった。皮が甘くてちょっと優しい味。何しろ2軒目の「三陽」が強烈すぎただけに、余計にそう感じるのかもしれない。まん天餃子としそ餃子を注文したのだけれど、個人的にはしそが好みだった。
中華街から横浜までは、細切れに走って、あわせても5km超。
この時点までは全員余裕だった。が…この後に大きな山場が控えていた。4軒目の場所、鶴見までは、横浜から7kmもあるのだ。餃子マラニック行程中、最長距離。メンバーの間では、驚愕と不安の声もあがっていた。
しかし、7km先には次なる餃子が待っているとなれば、乗り切れる。
それだけ長い間走った後の餃子店なのだから、きっとサプライズな店が待ち構えているに違いないと思っていたのだけれど、餃子王の選択は意外にも…。(以下、第三章へ続く。)
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