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餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

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少し前、公開日翌日(19日)に鑑賞。

映画の舞台は911直後のニューヨーク。これは見逃すわけにいかない。
本当はもっと早くレビューしようと思っていたのだけれど、東京マラソンのことで頭がいっぱいになっていたりして、遅れてしまった。
しかし、この映画の余韻は今でも鮮明に残っている。惜しくもアカデミー賞は逃してしまったものの、個人的には十分その資格を備えた映画だと思う。
この映画は「TIME」と逆。予告編より圧倒的に面白い。


映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』公式サイト

邦画タイトルに癖がある*1せいか、今一つヒットしていないようだけれど、予告編で少しでも興味を持った方には是非お薦めしたい。
以下は、ネタバレに気をつけて駄文をつらつらと…。

凝ったパンフレットの表紙からもわかるように、この映画では「鍵」がひとつのテーマ。
911で父を亡くした少年が辿り着いたひとつの「鍵」。その「鍵」で繋がる人々。僕は最初、星新一が書いた同題の名作SSをイメージしてしまったけれど、この映画の展開は少し違う。
オスカーの最優秀主演男優/女優賞に輝いた、トム・ハンクスサンドラ・ブロックという、ハリウッドきっての2大俳優を向こうに回して、映画初主演(!)となる、トーマス・ホーンの演技が光る。
僕は最初、少年の心理にのめりこめず、ちょっと戸惑うところもあった。ちょっと我が儘でうるさすぎる気がしたのだ。しかし、間借り人役のマックス・フォン・シドーが出てきてからは、大きく印象が変わる。少年と間借り人のコントラストが非常にいい味を醸し出す。
サンドラ・ブロックが好きなので、母親役の演技に注目していたのだけれど、前半は、彼女らしさが味わえなかった。回想シーンで頻繁に登場するトム・ハンクスや、間借り人のマックス・フォン・シドーと違い、少年との絡みも殆どなかったからだ。
ところが…。
これ以上は細かく書けないけれど、映画後半、僕は思わず不覚にも涙を流してしまった。会場でもすすり泣きがあちこちから聞こえたほど。
流石はオスカー女優。やっぱり、いい演技するなぁと思った。「父と子」を巡る物語と思っていたのだけれど、そうではなかった。父だけじゃない。家族を巡る物語だったのだ。
脚本がとてもしっかりしていて、俳優たちの演技も素晴らしい。911の扱い方も見事。いい映画を見たい、と思っている人にとってはきっと満足できると思う。

パンフレットはとても凝っている。
カバーを開くと、裏にはニューヨークの地図が掲載されていた。それをみると、映画の内容が思い起こされて感慨深い。本誌内容も非常に充実しているので、映画を見て感動した方は、是非とも購入をお薦めしたい。
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*1:直訳なのだけれど^^;


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