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ようやく再会できた喜び、そして衝撃の「ビアンカ・オーバースタディ」

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なんたる不覚。
本日発売のマラソン雑誌などを買いに行く為、久しぶりに書店に寄った際、この本が並んでいたのを見て、僕は驚いてしまった。


ファウスト 2011 SUMMER Vol.8 講談社

この分厚さは、何度見ても驚く。
右に置いた本は、今日一緒に買ったごく一般的な新書なのだけれど、その5冊分ぐらいのボリュームがある。価格も凄くて、なんと1,800円もする。新書サイズの本としては破格だけれど、この厚みなら当然だろう。
書店での発見後ググってみたところによると、すでに9月末に発売となっていたらしい。それが今日まで気がつかずにいたなんて。実に恥ずかしい。
それというのも、この本には、「あの」作品が掲載されているからである。

そう。筒井康隆先生の衝撃作品「ビアンカ・オーバースタディ」の第4話だ。
この作品については、9月12日のエントリーで言及していながら、肝心の発売日を見逃すとは。なんてことだ。ツツイストの名が泣く。
ただ、ひとつだけ言い訳を言わせてもらうと、前回からあまりに間が長すぎて、待ちくたびれてしまったという理由もある。とにかく、この「ファウスト」というのは、いつまで経っても発売されない雑誌*1として有名なのだ。
6号から7号までは2年半かかっており、そして7号からこの8号までが3年以上。待たせすぎにもほどがある。
前号である7号を読んだのは、僕が入院していた時期だった。その時の感想エントリーを再掲してみよう。

筒井さん初のライトノベルということで、ドキドキしながら読んだけれど、期待に違わぬ衝撃作。なんと、「美少女ビアンカが、少年の××の××を××して、かつ別の少年の××を××して比較したら、一方が地球外の××だった」というのだから、これが驚かずにいられようか。完璧なライトノベルにして、エロ小説であり、しかもSF。凄すぎる。こんなことを紫綬褒章まで受章したほどの巨匠が書くか?しかも74歳で。
入院中に読んでいた雑誌 - 言い捨ての小部屋

あれから3年。
あまりに長い月日だったけれど、これは筒井先生のせいではない。笑犬楼大通り 偽文士日碌によれば、今回の第4話原稿は、3年前に渡してあった(!)ものだというのだ。いくらなんでも待たせすぎだろ、「ファウスト」。
ということで、次号が最終号となるらしい「ファウスト」を待たずして、次回の「ビアンカ・オーバースタディ」は書き下ろしで単行本となるようだ。とにかく衝撃の作品であることは間違いないので、単行本化されれば、大きな話題になることは必至。
僕はその日が待ち遠しくて仕方がない。

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*1:正確に言うと書籍扱いなのだけれど、目次など雑誌体裁で発売されているので、便宜上そう呼ばせていただく。


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