情景描写に差し挟む、ちょっとしたエピソードはないだろうかと、5月という月を振り返ってみた。
そして僕は、大きなイベントがあったことを思い出した。そう、5月は、docomoとauの夏モデル発表会が行われた月だったではないか、と。
何より印象的だったのは、両社とも完全に軸足がスマートフォンに移行しているということだった。両社のWebサイトでも、従来型のフィーチャーフォンはすっかり影の薄い存在になってしまっている。
例えばauのニューモデルページでは、動画を使ってAndroid新機種をプッシュしている。その気合の入り方はハンパじゃない。
流石はAndroid auを名乗るだけあって、渾身のページ作りだ。しかしこれは、Android端末の紹介ページではなく、ニューモデルのページだった筈。いったいフィーチャーフォンはどこにあるのか。
と思って、画面を下までスクロールさせていくと…「ケータイ」という素っ気ない呼び方で括られ、詳細画像さえない状況*1。
この落差は壮絶だ。
docomoのページではそこまで極端ではないが、スマートフォンメインであることは明白で、フィーチャーフォンは「i-modeケータイ」などと呼ばれている始末。
いやはや何とも凄い時代になったものだ。
これまで国産ブランドのガラケーで名を馳せてきた端末たち、例えばAQUOSケータイや、G'zOne、そしてINFOBARといった人気ブランドには、次々とAndroid版が登場。
そして、XperiaファミリーやGalaxyといった黒船も、最新モデルがあっという間に上陸してきている。この傾向が進めば、1年後には、ガラケーの方が珍しいなんてこともありえそうな雰囲気だ。そんな時代に、今更スマートフォンの情景も断章もあるまい。週刊⇒月刊と繋いできた連載もそろそろ潮時なのかもしれないと思っている。
ただ、こういった「過渡期」の雰囲気を伝えておくことも重要だろうと信じ、とりあえず5月期分はエントリーさせていただくことにした。
以下、いつものように脈絡のない覚書をつらつらと書こうと思ったのだけれど…あいにく今日は時間切れ(^^;
ということで、情景連載については、稿を改めたいw
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*1:2011.6.7現在。