餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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比較争点に疑問を感じるdocomoスマートフォン夏モデル

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昨日は、docomoの夏モデル発表会があった。

スマートフォンは9種類。
こうやって横並びで見ると、明らかにBlackBerry Bold 9780だけが異質で、あとはどれもこれも、見た目では似たり寄ったりな端末が並んでいる。これでは、一部で「スマートフォン=大画面のフルタッチ端末」という誤解が生じてしまうのはやむを得ない気もする。
グローバル市場ではスマートフォンの「標準」と言えるBlackBerryが、「異端」になってしまうところが、何とも哀しい。
いや、この写真はまだ良いのだ。docomo公式ページの写真は酷い。


2011夏モデルの主な特長 | 製品 | NTTドコモ

差別するにもほどがある。これじゃぁ、BlackBerryに物理Qwertyキーがあることさえ確認できないじゃないか…orz
上記ページでは、新モデルのスマートフォンをさまざまな切り口からプッシュしているのだけれど、それに僕は大きな疑問を感じた。

オサイフ、ワンセグ、赤外線、防水に加えて、今度は、iモード搭載、そして、docomoオリジナルのホームアプリ。いやはやそこまで来たかという思いが募る。スマートフォンまでガラパゴス化したいのかと穿ってしまう。
この発表に伴い、各種メディアの記事では、新モデルの搭載機能を○×で比較する記事が並んでいる。こういった比較表で見ると、「全部入り」のMEDIAS WP N-06Cが最強で、「全部無し」のBlackBerry Bold 9780が最弱ということになる。そんなバカな。そもそもスマートフォンでいう「全部」って何なんだ。
もちろん、各端末それぞれに個性も特徴もあるし、スマートフォンとしての使い勝手とは別物だと考えるユーザーも多いだろう。しかし、docomoが全力でプッシュする新機能が「入っていない」ということをマイナスに捉える層も増えてくる筈だ。僕はそれを非常に残念に思う。
docomoの狙いは、「ガラケーユーザーの移行」なのだろうし、iPhone対抗ということを考えれば、戦略上は正しいのかもしれない。
しかし、この傾向が進んでいくと、「オサイフもワンセグも非搭載のスマートフォンなんて、スマートフォンと言えない」などという、とんでもない誤解まで生じそうで、非常に不安だ。


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