昨日のKDDI新商品発表会にて、AndroidスマートフォンIS04〜IS06が一挙に発表された。
先に発表されたIS03を含め、これが、auの秋冬〜春のスマートフォンモデルとなるようだ。
まだ僕は、実物を見たことも触ったこともなく、動作も質感も何ひとつわからない。だから、これから書くことは、単なる印象論であり、暴論だとも思う。ただ、現時点での感想をひとことで言わせていただくと、ちょっと残念。
なぜ、揃いも揃ってフルタッチのモデルなのだろう。ひとつぐらい、物理キーボードのあるモデルがあってもよかったのではないか。フルタッチの端末となると、どうしてもiPhone4と比較されてしまう。僕にはこれがどうにも引っかかる。
そもそもiPhone「対抗」機種なのだから、比較大いに結構ということなのかもしれない。ワンセグ、おサイフケータイなど、iPhoneにない機能も満載している*1し、OSも違うのだから、比較されても「勝てる」ということなのかもしれない。
ただ、折角4機種も出るのであれば、ひとつぐらい違ったタイプ、例えばストレートQwertyや、スライドQwertyの端末が欲しかった。テンキーの二つ折り端末だって、Androidならば不可能ではない筈だ。ガラケーからの乗り換えを促進するのであれば、そういった端末があっても良かったのではないか。
「物理キーボード」こそ、iPhoneとの最大の差別化であり、フルタッチだからiPhoneは嫌という層は絶対にいるのに、ポストiPhone的な端末ばかりになってしまったのは、やっぱりちょっと残念だ。
夏モデルで、IS01というQwertyのAndroid端末が出ていることはもちろん承知しているが、形状的に特殊で通話もしにくいため、2台持ち前提の端末だった。だから、IS03以降の本格的なAndroid展開には期待していたのだけれど…。
例えば、G’zOne TYPE-Xみたいな尖ったタイプや、デザインにこだわったiidaモデルのAndroid端末が出れば、話題になるだろうし、売れたような気がするんだけどなぁ。
auはスマートフォン後発で、僕が考えるようなことはとっくにリサーチ済みなのだろうから、浅はかな素人考えなのだろうとは思う。それはわかっている。でも…。
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*1:Pantech製のSIRIUNα IS06は、ワンセグ・おサイフケータイ非搭載。