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ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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極上の、オトナのラブコメディだった「恋するベーカリー」

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先週末に行った名画座で、「(500)日のサマー」に続けて鑑賞。

「(500)日のサマー」が若者の純愛を描いていた映画だったのに対して、こちらは、10年前に離婚した熟年夫婦を中心に描かれた恋物語。この2本は、描かれた世代こそ大きく異なるものの、「恋」と「建築」テーマで繋がっており、非常に興味深いカップリングだった。
主人公のジェーンを演じるのはハリウッドきっての大女優メリル・ストリープ。1949年生まれだから、もう、すっかり歳をとってしまったが、その存在感は見事。このポスターがとても素敵だったし、テーマも面白そうだったので、ロードショー上映時から見たかった映画だったのだけれど、タイミングが合わず、見逃していた。
だから、メディア化前に名画座で見ることができて、とても嬉しい。
メリル・ストリープ演じるジェーンは、サンタ・バーバラでベーカリーを経営するサクセス・ウーマン。設定は58歳。10年前に夫と別れた後、3人の子供を立派に育てあげ、長年の夢だったベーカリーの経営に全力を注いできた。10年で、離婚の傷がようやく癒え、”シングル・ライフ”を謳歌していた。
元夫であるジェイク(アレック・ボールドウィン)とは、ジェイクの浮気が原因で離婚。おまけにジェイクは若妻と再婚していた。3人の子供のことがあるから、完全に縁を切るわけにいかなかったが、冷めた関係だった。少なくとも離婚後10年間は。
ところが…。
ここから先が意外や意外の展開。息子の卒業式をきっかけに、何とも不可思議な「オトナの恋愛関係」が始まっていく。
そして、ここから、物語のトーンもガラッと変わる。ジェーンの年齢と設定から、ちょっと寂しげでセンチメンタルなストーリーになるのかと思っていたのだけれど、とんでもない。これは極上のラブコメディだった。
いやはや、笑った笑った。劇場内が爆笑に次ぐ爆笑の嵐。メリル・ストリープとアレック・ボールドウィンのコミカルな名演技に加え、長女の婚約者であるハーレイ(ジョン・クラシンスキー)が実にいい味を出していて、たまらなかった。
邦題が「恋するベーカリー」というのは、ちょっと如何なものかと思う。パンは重要なテーマではあるけれど、タイトルとポスターのイメージほど頻繁に出てくるわけではない。このタイトルだと、誰でも楽しめる健全なロマンスを想像してしまうのも問題。そんな単純な物語ではないのだ、これは。そもそも、R15+指定だけあって、家族団欒の場などには向かない。
ただ、ある程度、酸いも甘いも知った世代(?)以降のヒトには、自信を持ってオススメしたい。これは、オトナのための、極上のラブストーリーだ。


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