いつもの如く、発売日(25日)の夜に購入。
先月号もほとんど読み込めていないのに、またひと月たってしまった。
ただ、それでもいい。購入し続けることに意味がある。なぁに、急ぐことはない。老後の楽しみにしたっていいのだ。SFマガジンは、既に500冊以上*1持っているが、本棚に溢れるSFマガジンを見ているだけで幸せになれる。
最近所有雑誌の電子化を進めていることは、連日書いている通りだけれど、僕はこの2誌を電子化するつもりは全くない。裁断することなんてできるものか。
この2誌は、いつもの如く都内の大型店で購入したのだけれど、少し焦ったことがあった。
文芸誌コーナーに行くと、SFマガジンは、このように平積みになっていたが、盟友のミステリマガジンが見つからなかったのだ。一気に売り切れとなってしまう理由があったのか…それならいいが、もしかして休刊か?などと、最悪の予想まで頭をよぎった。
しかし、あたりを色々見回してみると、全く関係ないところに並んでいた。
なんで、ミステリマガジンが「地理」と「裏モノJAPAN」に挟まれてるんだよ。ちょっと納得いかなかったが、まぁ、とりあえず見つかって良かった。
「SFマガジン」のメイン特集は、アクションゲームの《メタルギア ソリッド》だったが、僕はそれよりも、柴野拓美追悼特集の方が気になった。
日本SFの創生期を支えてきた方であり、その逝去は本当に残念でならない。SFマガジンにも、数多くの方が追悼文を寄せていた。
伊藤典夫/内田昌之/小川 隆/小木曽絢子/小野田和子/鍛治(梶元)靖子/梶尾真治/小谷真理/酒井昭伸/嶋田洋一/清水義範/高橋良平/巽 孝之/藤崎慎吾/牧 眞司/山岸 真/山田正紀/山本 弘/夢枕 獏
何とも錚々たる顔ぶれではないか。僕は、そのエッセイ一つ一つを読みながら、偉大な人物を失ったことを惜しんだ。合掌。
そして…。次号は浅倉久志氏の追悼特集であることを知った。
予告を見ると、翻訳作品5篇を含む1冊まるごと特集の趣だ。浅倉氏が、SF界に、SFマガジンに残してきた足跡を考えれば、それも当然のことだろう。
それにしても…毎月毎月追悼特集ばかりで、本当に切なくなる。
*1:古本で購入した号も含む。