絶句。あまりの衝撃で、僕は声を失った。
600円の有料アプリではあるが、むしろ600円では安すぎると思えるほどだ。
まさにiPadのキラーソフトのひとつといえる筈だし、本好きならば、これだけのためにiPadを買ってもよいのではないか。僕はこれを導入して以降、ずっとその感動に酔いしれている。
電子書籍アプリ本家のiBooksとアイコンを並べてみた。
iBooks導入直後の画面。こちらではサンプル本が1冊読めるだけなのだけれど…
i文庫HDでは、導入後すぐに本棚がいっぱいになっているのだ。感動。
青空文庫の書籍の中から、230冊もの書籍が初期導入されている上、内蔵書籍以外にも8000を超える青空文庫の作品を随時、追加ダウンロードして読むことができる。
自分でスキャンしたPDF、txt、jpgなどのファイルも取り込み可能。ということは、自分が持っている本をPDF化すれば、iPadの中にどんどん納めることができるのだ。
大好きなオー・ヘンリーの作品もプリインストールされていたので、早速読んでみた。本のアイコンに、「栞」のようなものが挟まっているのがおわかりだろうか。
これはまさに「電子栞」で、自分の好きなところに挟み込むことができる。しおり部分のテキストや、挟んだ時刻(!)等も記載されるのがたまらない。
i文庫HDではさまざまな設定ができるけれど、僕が気に入ったのは、文字の変更機能。明朝、ゴチック、細字、太字と選べる上、文字のサイズ、段組なども自由自在。たかが文字と侮るなかれ。
縦の明朝で読むとこんな感じの本が…。
横ゴチックではこうなる。印象がガラッと異なるのがおわかりだろう。背景の色なども変更できるので、まさに、自分好みの本に仕立てることができるのだ。いやはや素晴らしい。
まだまだ言いたいこと、書きたいことはあるのだけれど、僕がクドクド書くよりも、以下の動画を見ていただければ、その素晴らしさは一目瞭然。
僕は紙の本に猛烈な愛着があるけれど、こういったものに出会ってしまうと、その価値観も揺らいでしまうほど。いやはや、凄い時代になったものだ。