府中に輝く4度めの勲章。
年度代表馬ウオッカ、昨年の雪辱を晴らす7馬身差の圧勝劇!
着 | 印 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | タイム | 着差 | 人気 |
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1 | △ | ウオッカ | 牝5 | 武豊 | 1.32.4 | 1 | |
2 | … | ブラボーデイジー | 牝4 | 生野賢一 | 1.33.6 | 7 | 11 |
3 | ★ | ショウナンラノビア | 牝6 | 柴田善臣 | 1.33.8 | 1 | 7 | ◎リトルアマポーラ 3番人気6着…orz |
そういって差し支えないほどのひとり舞台だった。スタート後、武豊ウオッカは、すっと好位置にとりついた。内枠ということもあり、こういった位置がすんなりとれたことで、既にその勝利は約束されていたのかもしれない。
レースは、予想通り、ショウナンラノビアの逃げになった。しかし、スタートがそれほどよくなかったし、大先生鞍上だけに、もちろん大逃げなどの奇策は打たない。スタートの1ハロンを除いて、12秒台は1回しかなかった(それも12.0)だったから、例年のヴィクトリアマイルに比べれば、数字上はきついペースであったように見える。しかし、今の東京競馬場の馬場は異常だ。先週同様、前が、内枠が全く止まらない。なんだかんだで、ショウナンラノビアは3着に残り、2着も、先団にいたブラボーデイジーがよく伸びた。
しかし、そんな中にあっても、ウオッカは別格だった。直線、武豊が少し気合を入れると、馬群の中を突き抜けてぐんぐん加速。あっという間につきぬけて、最後は流すほど。それでいて7馬身差の圧勝だから、これは格が違うとしかいいようがない。
牝馬限定戦で同斤で走っていること自体が不思議なほどの強さだ。僕は、これほどまでに強い馬が、どうして東京競馬場以外では…という思いを抱いて仕方がないのだけれど、こういった内弁慶なところも、この馬の魅力のひとつなのかもしれない。
安田記念でのディープスカイとの対決が、本当に楽しみだ。