餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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急激に冷めた922SHへの想い

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商品画像を見た第一印象は、「凄い!欲しい!!」だった。クラムシェル型横長端末に対しての憧れもあって、まさに「ビビッ」と来たのだ。
プレスリリースなどの情報を読んで、少しその感情は薄れてきた。スマートフォンではないということがわかり、かつ、ザウルスケータイ*1でもなかったからである。
ただ、一般的なケータイ機能を有しながら、QWERTYキーを搭載した端末はこれまでに存在していなかったため、この時点ではまだ買う気満々だった。スマートフォンと違って、普通の携帯電話用途メインで使えるかと思ったからだ。
「インターネットマシン」というネーミングは、実にベタだが、この端末の特徴をよく表していると思う。スマートフォンではなく、通常の携帯電話シリーズとなるため、パケット定額などの上限金額が安いのもいい。ワイドなランドスケープ液晶は、ブラウジングだけでなく、ワンセグや辞書使用時にも絶大な威力を発揮する筈で、その点にも大きな魅力を感じていた。
しかし…。
その詳細情報が明らかになるにつれ、僕はだんだん冷めてきている。何よりもまず、このキーボードが、かなり不満だ。上部のごちゃごちゃしたキーを整理して、もう少しまともなQWERTYキーボードに、なぜできなかったのだろう。ctrlキーがなかったり、スペースキーの位置が変則であったりするのには、どうにも耐えられそうもない。
僕にとって、クラムシェル型キーボードの理想、究極はNokia E90だ。今はまだ入手が叶わないけれど、「いつかはE90を!」という夢は捨てていないし、日本のキャリアから出たら、即断即決で入手することは間違いないほど、憧れている。
922SHの画像を最初に見た時、僕は、もしかすると、少しE90に近いかも、と大いに期待した。ならば、いつか日本で正式に発売される(筈の)E90までの繋ぎに使おうかと、思ったのだ。
しかし、キーボードの拡大画像を見て、似ても似つかぬものになっていることがわかり、大きく落胆してしまった。あのレベルはもちろん無理にしても、せめてもうひと頑張りして欲しかったなぁ…。
もうひとつ。本当にこれは携帯電話として使いやすいものなのかという疑念も生まれてきた。僕は、既にスマートフォンをいくつも持っているから、この端末に期待するのは、携帯電話としての便利さだ。Yahoo!ケータイ、S!アプリ、S!速報ニュース、S!電話帳バックアップ機能などが普通に使えることはメリットなのだろうが、それよりも僕は、「音声通話」の点が気になる。

ちなみに電話をかけるときは、端末を閉じた状態で背面にあるサブディスプレイとタッチセンサーを活用し、キーボードを操作することなく発信が可能だ。
ITmedia +D モバイル

いやぁ、これは使いにくいだろう。どう考えても。タッチセンサーなるものがいかに優れていようとも、キーボードとは比べものになる筈がない。僕はX02HTのJOGGERで懲りている(まさかあれほど使いにくくはあるまいが…)ので、これで全く興ざめしてしまった。
スマートフォンと違ってカスタマイズができないのだから、何よりも携帯電話としての機能が重要な筈なのに、それが快適に使えそうもないというのは、どうにもやっぱりひっかかる。だからこそ「インターネット」マシン、というネーミングにしたのかもしれないけれど…。
実物に触れたあと、その質感や操作性で印象の変わる可能性があるから、この端末への思いを完全に断ち切ったわけではない。ただ、発表当初に感じた、とめどなく熱い想いが甦ることは、きっとないだろうと思う。

*1:商標登録されていたということなので、一瞬だけ、夢を見た。


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