施行48回目にして、初めてのフルゲートになった。しかも、目移りするほどの豪華メンバーだ。僕は、ウォッカ参戦を嘆いた6月9日のエントリーで、「迎え撃つ古馬陣営も、それほど層が厚いわけではない」などと書いてしまったのだが、一体何を根拠にそんなことを書いたのだろう。バカとしか思えない。恥ずかしくて顔から火が出そうだ。ディープインパクト級の馬こそいない*1ものの、史上空前の好メンバーであることは間違いないからである。
注目のウォッカは1枠2番。阪神JFを制した時と同じ枠番だ。ダービーを制した時も2枠3番だから、内枠は歓迎の筈だ。確かに、馬込みを気にせず内枠でじっと脚をためることのできるこの馬には、絶好枠と言っていい。
メイショウサムソンは、8枠17番。かなり外になってしまったが、周りの枠を先行馬が取り囲んでいるため、それらの馬たちを先に行かせれば、スムーズなポジションがとれそうで、悪くない。
ダイワメジャーは6枠11番。鬼門だった筈の内枠も克服したこの馬にとって、今や、枠順はどこでも関係ないだろう。
3枠には、アドマイヤムーン岩田康誠とポップロック武豊が同居した。まさに呉越同舟だ。武豊としては、アドマイヤムーンだけには負けたくないと思っている筈で、天才が、どのような展開に持ち込もうとしているか興味深いところだ。
僕の注目は1枠1番スウィフトカレントだ。内ぴったりでじっと脚をためて気配を殺し、最後の最後ですっと抜け出す競馬は、横山典弘の真骨頂。そういった競馬を演出するにはうってつけの枠に入った。もはや誰もが忘れかけている、ノリの2着マジックが炸裂するのは、もしかしたら今回かもしれない。
本命馬こそ決めているが、その相手は考えれば考えるほど目移りして、当日ギリギリまで悩みそうな、今年の宝塚記念である。
枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 父 | 母 |
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1 | 1 | スウィフトカレント | 牡6 | 横山典弘 | 58 | サンデーサイレンス | ホワイトウォーターアフェア |
1 | 2 | ウオッカ | 牝3 | 四位洋文 | 51 | タニノギムレット | タニノシスター |
2 | 3 | マイソールサウンド | 牡8 | 角田晃一 | 58 | タマモクロス | チアズスミレ |
2 | 4 | マキハタサイボーグ | セ5 | 和田竜二 | 58 | メジロブライト | シンミスアンサー |
3 | 5 | ポップロック | 牡6 | 武豊 | 58 | エリシオ | ポップス |
3 | 6 | アドマイヤムーン | 牡4 | 岩田康誠 | 58 | エンドスウィープ | マイケイティーズ |
4 | 7 | カワカミプリンセス | 牝4 | 武幸四郎 | 56 | キングヘイロー | タカノセクレタリー |
4 | 8 | インティライミ | 牡5 | 佐藤哲三 | 58 | スペシャルウィーク | アンデスレディー |
5 | 9 | アドマイヤフジ | 牡5 | 福永祐一 | 58 | アドマイヤベガ | アドマイヤラピス |
5B | 10 | アドマイヤメイン | 牡4 | 川田将雅 | 58 | サンデーサイレンス | プロモーション |
6 | 11 | ダイワメジャー | 牡6 | 安藤勝己 | 58 | サンデーサイレンス | スカーレットブーケ |
6 | 12 | トウカイトリック | 牡5 | 幸英明 | 58 | エルコンドルパサー | ズーナクア |
7 | 13 | ファストタテヤマ | 牡8 | 小牧太 | 58 | ダンスインザダーク | メインゲスト |
7 | 14 | シャドウゲイト | 牡5 | 田中勝春 | 58 | ホワイトマズル | ファビラスターン |
7 | 15 | アサクサキングス | 牡3 | 松岡正海 | 53 | ホワイトマズル | クルーピアスター |
8 | 16 | コスモバルク | 牡6 | 五十嵐冬樹 | 58 | ザグレブ | イセノトウショウ |
8 | 17 | メイショウサムソン | 牡4 | 石橋守 | 58 | オペラハウス | マイヴィヴィアン |
8 | 18 | ローエングリン | 牡8 | 後藤浩輝 | 58 | Singspiel | カーリング |
*1:あんな馬が毎年出ていたら大変である。