母よ、姉よ、見てくれこの脚。
ダイワスカーレット、一族の無念を晴らす快勝劇!
着 | 枠 | 馬 | 印 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | タイム | 着差 | 通過順 | 上3F | 人 |
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1 | 8 | 18 | ○ | ダイワスカーレット | 牝3 | 安藤勝己 | 55 | 1.33.7 | 03-03 | 33.6 | 3 | |
2 | 7 | 14 | ◎ | ウオッカ | 牝3 | 四位洋文 | 55 | 1.33.9 | 11/2 | 07-06 | 33.6 | 1 |
3 | 2 | 3 | △ | カタマチボタン | 牝3 | 藤田伸二 | 55 | 1.34.5 | 31/2 | 03-03 | 34.4 | 7 |
4 | 3 | 6 | △ | ローブデコルテ | 牝3 | 福永祐一 | 55 | 1.34.5 | ハナ | 13-14 | 33.5 | 9 |
5 | 4 | 7 | イクスキューズ | 牝3 | 北村宏司 | 55 | 1.34.7 | 11/4 | 15-16 | 33.5 | 6 | |
6 | 3 | 5 | レインダンス | 牝3 | 武幸四郎 | 55 | 1.34.7 | ハナ | 10-12 | 33.9 | 10 | |
7 | 7 | 15 | △ | アストンマーチャン | 牝3 | 武豊 | 55 | 1.34.9 | 1 | 02-02 | 34.9 | 2 |
8 | 5 | 10 | △ | ハギノルチェーレ | 牝3 | 岩田康誠 | 55 | 1.35.0 | 3/4 | 10-12 | 34.2 | 11 |
9 | 6 | 12 | カノヤザクラ | 牝3 | 上村洋行 | 55 | 1.35.0 | クビ | 03-08 | 34.5 | 12 | |
10 | 5 | 9 | アマノチェリーラン | 牝3 | 池添謙一 | 55 | 1.35.1 | クビ | 01-01 | 35.3 | 14 | |
11 | 7 | 13 | フローラルカーヴ | 牝3 | 柴山雄一 | 55 | 1.35.5 | 21/2 | 16-14 | 34.5 | 15 | |
12 | 2 | 4 | クーヴェルチュール | 牝3 | 鮫島良太 | 55 | 1.35.5 | クビ | 07-06 | 35.1 | 17 | |
13 | 1 | 1 | △ | ショウナンタレント | 牝3 | 柴田善臣 | 55 | 1.35.8 | 13/4 | 03-03 | 35.7 | 4 |
14 | 4 | 8 | ピンクカメオ | 牝3 | 蛯名正義 | 55 | 1.35.8 | ハナ | 07-10 | 35.2 | 8 | |
15 | 8 | 17 | エミーズスマイル | 牝3 | 内田博幸 | 55 | 1.36.1 | 13/4 | 13-08 | 35.6 | 5 | |
16 | 1 | 2 | アポロティアラ | 牝3 | 勝浦正樹 | 55 | 1.36.1 | クビ | 10-10 | 35.4 | 18 | |
17 | 8 | 16 | ベリーベリナイス | 牝3 | 秋山真一 | 55 | 1.37.1 | 6 | 16-18 | 35.7 | 16 | |
18 | 6 | 11 | ニシノチャーミー | 牝3 | 藤岡佑介 | 55 | 1.37.4 | 13/4 | 18-16 | 36.3 | 13 |
通過 35.7-47.8-59.8-71.4上り 69.4-58.0-45.9-33.9平均 1F:11.71 / 3F:35.14
単勝 18 \590
複勝 18 \130 / 14 \110 / 3 \510
枠連 7-8 \240 (1)
馬連 14-18 \270 (1)
ワイド 14-18 \150 (1)/ 03-18 \1570 (17)/ 03-14 \830 (6)
馬単 18-14 \1000 (4)
3連複 03-14-18 \2830 (7/816)
3連単 18-14-03 \12680 (30/4896)
レースは、アマノチェリーランの逃げで始まった。1枠1番を引いたショウナンタレントは、スタートこそ今ひとつだったものの、行こうと思えば行けた筈だが、鞍上は無理に追いかけることをしなかった。無難な騎乗が売り物の大先生だけに、この展開も予想ができたことではあったが、ここは思い切って行って欲しかったところだ。
これですっかりスローの展開となり、まず音を上げたのがアストンマーチャンである。途中から、掛かり気味とも言えるような感じで、2番手まで上がっていった。作戦ではなく、みるからにペースが合わないといった感じの競馬で、この展開では、今日は厳しいように見えた。それでも直線半ばまでは粘っていたが、最後は力尽きたという感じで7着。今後は短距離路線に向かうことになるのだろうが、1400メートル以下なら巻き返しがありそうだ。
ダイワスカーレットも、向正面でアストンマーチャンと一緒に上がっていったが、こちらは、それほど無理な走りには見えず、スムーズな競馬に見えた。直線では、前を行くアストンマーチャンを捉え、後ろからくるウオッカに脚を使わせる競馬。ダイワスカーレットにとっては、これ以上ないほど理想的な競馬で、流石はアンカツだと思う。
2歳女王のウオッカは、直線で、ダイワスカーレットに一瞬並びかけるものの、四位の左ムチで苦しそうに首を上げた。その次の瞬間には、ダイワスカーレットが一瞬で突き放し、勝負はあった感じだ。最終的にもう一度追いつめるものの、もはや交わすだけの脚は残っていなかった。もしかすると歴戦の疲れがあったのかもしれないが、これは少し意外だった。しかし、3着以降は引き離していることから、今回出走馬の中で抜けた存在であることは間違いない。ウオッカも、これで素直にオークスへ向かうことになるかと思うが、果たして巻き返すことができるのか注目だ。
オークスでは、ダイワスカーレット、ウオッカに対して、別路線組のベッラレイアや、今日の忘れな草賞を制したザレマがどのように挑むかといったところが焦点になるだろう。