餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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PCサクセスの背徳

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帝国データバンクによると、PCショップやECサイト「PC-SUCCESS」を運営するサクセス(東京・秋葉原)は1月31日付けで事業を停止し、自己破産申請の準備を始めた。負債総額は流動的だが、推定約30億円。サクセス本社には同日夕方ごろから、同月末締めの支払いがないことを不審に思った債権者が詰めかけ、もぬけの殻となった社内に立ち入るなど一時騒然とした。
【ITmedia News】

PC SUCCESSと言えば、価格の安さが有名なショップで、kakaku.comでは上位の常連だった筈だ。僕も、その価格に惹かれて利用したことがあるのだけれど、杜撰な配送と対応で呆れてしまったことを思い出す。ネット上でも悪評の多いショップだったが、それなりに景気はいいと思っていたので、驚いてしまった。
ある意味、秋葉原の顔でもあったショップだけに、アキバBlogが実に詳しくこのドキュメントをとりまとめている。僕はその記事や関連リンクをじっくり読んで、ほとほと呆れてしまった。こんな状態になっていることを隠しながら、Web上で寸前まで派手に注文をとり続け、それを踏み倒して逃げるなどというのは、背徳行為以外の何物でもない。
こういったページなどでは、先週あたりに通信販売で注文した人たちの悲痛な嘆きが聞こえる。もう商品が届くことはない筈だから、先に代金を振り込んでしまっていたとしたらアウトだろう。
秋葉原が、電気街からオタク街へと変貌を遂げ、Web上では過酷すぎる価格競争が繰り広げられる状況となっている今、こういった「安さだけが売り物」のショップが生き残るのは難しくなっている。ただ、こういった夜逃げ同然の破産申告は、どんなに経営が苦しくても許し難い。


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