餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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ユナイテッド93

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エンドロールが終わっても、僕はしばらく言葉が出なかった。
有名なタレント人気に寄りかかるわけでも、予想外の展開や結末が待っているわけでもない。それなのに、ここまで心に響くのは何故だろう。
これはあくまで映画であるから、全て事実というわけではない。関係者への膨大な取材に基づいているとはいえ、事実を語ることのできるユナイテッド93の乗客は、誰1人この世にいないからだ。
しかし、それでも、恐ろしいまでのリアリティで、この映画は心に迫ってくる。まるで僕が、このユナイテッド93の乗客として、ずっと乗り合わせていたかのようだ。
重たい内容の映画だったにもかかわらず、息つく暇がないほどの緊張感で、上映時間の2時間はあっという間に過ぎた。これは本当に凄い映画だと思う。
2001年9月11日の、あの瞬間、僕はまさにNYの地にいた。だから、アメリカ全土を揺るがすほどの大混乱になったことを肌身で感じていたつもりだった。しかし、やはり僕は単なる旅行者であって、その本質など何も判っていなかったのだ。この映画を見て、僕はつくづくそれを痛感させられてしまった。
ユナイテッド93公式サイト


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