あの、爽やかな、風のような走りが戻ってきた。
格の違いを見せつける完勝劇で、ディープインパクト伝説の第2幕が始まる。
着 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | タイム | 着差 | コーナー順 | 3F | 人 | |
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◎ | 1 | 2 | 2 | ディープインパクト | 牡4 | 武豊 | 58 | 3.08.8 | 6-6-4-2 | 36.8 | 1 | |
2 | 1 | 1 | トウカイトリック | 牡4 | 芹沢純一 | 56 | 3.09.4 | 31/2 | 1-1-1-1 | 38.1 | 5 | |
○ | 3 | 8 | 8 | デルタブルース | 牡5 | 岩田康誠 | 58 | 3.10.1 | 4 | 3-3-3-3 | 38.3 | 2 |
4 | 6 | 6 | ハイフレンドトライ | 牡6 | 池添謙一 | 57 | 3.10.8 | 4 | 9-9-9-7 | 38.2 | 8 | |
△ | 5 | 5 | 5 | ファストタテヤマ | 牡7 | 武幸四郎 | 57 | 3.11.1 | 2 | 4-4-4-5 | 38.9 | 6 |
△ | 6 | 8 | 9 | アイポッパー | 牡6 | 安藤勝己 | 57 | 3.11.4 | 2 | 8-8-7-5 | 39.2 | 4 |
7 | 7 | 7 | チャクラ | 牡6 | 小牧太 | 57 | 3.12.6 | 7 | 7-6-7-9 | 39.6 | 7 | |
▲ | 8 | 3 | 3 | インティライミ | 牡4 | 佐藤哲三 | 57 | 3.12.8 | 11/4 | 2-2-2-3 | 41.1 | 3 |
9 | 4 | 4 | ブリットレーン | 牡7 | 和田竜二 | 57 | 3.14.3 | 9 | 5-4-6-8 | 41.6 | 9 |
LAP | 13.1-11.9-11.8-11.8-12.3-12.3-12.8-13.0-13.1-13.1-13.3-12.8-11.9-12.0-13.6 |
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単勝 | 2 \110 |
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複勝 | 2 \100 / 1 \240 / 8 \120 |
枠連 | 1-2 \970 (3) |
馬連 | 01-02 \860 (4) |
ワイド | 01-02 \340 (4) / 02-08 \150 (1) / 01-08 \650 (9) |
馬単 | 02-01 \920 (4) |
3連複 | 01-02-08 \860 (4/84) |
3連単 | 02-01-08 \3290 (12/504) |
これまでのレースでは、全て34秒台以下の上がりでまとめていたディープインパクトだったが、今回は、36.8も掛かっている。しかし他の馬たちは皆、38秒以上を要しており、非常に時計の掛かる馬場だったと言える。こういった馬場であっても、十分にその力を発揮できたということは、ディープインパクトの強さを更に際だたせた感がある。要は、どんな競馬でもできるということになるからだ。
ディープにとって、ゆったりと走れる淀の2マイルは、さらに適した舞台になる筈で、天皇賞での死角は、完全になくなった感じがする。
トウカイトリックの逃げ粘りは、この馬のスタミナを生かした芹沢純一の好騎乗。しかしディープインパクトは最後に追うのをやめており、実際は3馬身どころではない力の差を感じる。デルタブルースは、ディープどころかトウカイトリックも交わせず、逆に突き放されてしまった。菊花賞馬だけに、京都での巻き返しがないとは言えないが、やや力不足の印象も受けた。インティライミは、スタミナ切れなのか大惨敗をしてしまったし、今回のメンバーでは天皇賞でディープインパクトを逆転するのは、ほぼ不可能であると思える。
ただただ、ディープインパクトの強さだけが際だち、輝いていた阪神大賞典だった。