餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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松永幹夫、有終の美

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胸が、熱くなった。
僕はそれほど松永幹夫というジョッキーに思い入れはなかったのだけれど、感動せずにはいられない。それほどまでに、鮮やかすぎる有終の美を飾ったのだ。阪急杯では、11番人気のブルーショットガンを操り、見事に最後の重賞を制覇。オープン勝ちさえない、完全な格下馬による重賞制覇は驚くばかりだ。
こうやって結果だけ書くと、ミッキーの最後の重賞を他のジョッキーが後押したように思われるかもしれない。しかし、楽々と逃がしてもらったというような展開ではなく、アンカツと叩き合って伸びてきた差し切りなのだから、私情の入る余地などないのだ。まさに、松永幹夫の持つ「天運」が馬に乗り移ったとでもいうべき、見事な脚だった。
続く最終レースも、圧倒的1番人気の重圧も何のその、最後にきっちりと差しきって、最後の最後でJRA通算1400勝達成のおまけつきだ。本当に素晴らしい。
これだけ絵になるジョッキーの騎乗が、もう見られないというのは本当に淋しい限りだけれど、素晴らしい天運と人望を持つ松永幹夫のことだから、調教師としてもきっと成功するに違いないし、それを僕は願っている。松永幹夫よ。競馬界に生まれた永遠の王子、ミッキーよ。今日までどうもありがとう。お疲れさま。そしてこれからもよろしく。


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