餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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エリザベス女王杯

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記録男の武豊にとって、5連覇がかかる重要なレースである。


こういった大記録がかかっていると、通常の騎手ならプレッシャーが
かかるところだけれど、こと武豊に限ってはむしろ逆で、プラスにこそなれ、
マイナスにはならない。
何しろ「勝てば来年は6連覇という目標ができる」(11/9付武豊日記)
まで言い放つ、貪欲な騎手なのだ。
新聞など、報道機関に対しては、「スイープトウショウが強い。今回は
あくまで挑戦者の立場」などと控えめなコメントを出しているが、むろん
本心である筈が無く、秋華賞の時に福永へかけたプレッシャーを、今度は
池添にかけようとしているだけだ。


類いまれなき騎乗技術に加えて、こういった心理戦にも長けている
からこそ、年間200勝も、G1の10勝も達成できるわけで、今更
ながらその凄さには舌を巻く。


エアメサイア自身も、秋になっての充実ぶりに加えて、有利な54kgの
斤量、そして武豊の腕が加われば、やはりこの馬には逆らえないとも
思ったのだが、どうしても気になる馬がいる。


アドマイヤグルーヴだ。
エアメサイアの大目標は秋華賞だったことは明らかで、秋2戦とも
ラインクラフトを競りつぶした力任せのレースぶりを見ても、これ
以上の上昇は考えにくい。
もう1頭の古馬の雄、スイープトウショウにとっても、目標はあくまで
秋の天皇賞だった筈で、それを好戦すれば、当然JCへという路線に
なる筈だった。だから、中1週でのエリザベス女王杯出走は想定外
であると思う。
しかし、このアドマイヤグルーヴにとっては、天皇賞はあくまで
叩き台であり、勝つ必要などまるでないレースであった。
しかも、そのレースで全く消耗していないところがポイントだ。
天皇賞での上がり33.3は、その見た目ほど評価できない*1けれど、
それでも、勝ったヘヴンリーロマンスからは1秒差。着順の印象ほどは
大負けしていない。
今や無敵モードに入っている武豊の5連覇を阻止できるのは、もう、
フラれた女の底力ぐらいしか考えられない。
武豊も、この馬に負けるならば、公式的には納得*2だろう。
来週のデュランダルより、一足先に「史上初の同一G1三連覇」達成だ。
アドマイヤグルーヴの単。


対抗はもちろん武豊エアメサイアだが、まともに走れば実力一番の
スイープトウショウも差はない。
概ね、この3頭の競馬になると思うけれど、輸送で体が減らなければの
条件付きでヤマニンアラバスタ、去年2着で今年も絶好の展開が見込める
オースミハルカ、そして、前走好走の上にルメール騎乗でも人気薄は魅力の
マイネサマンサまで。


あと1頭。今年のPOG馬ライラプスを密かに応援する。
これまでのG1戦は全て外枠で泣かされたが、初めての絶好枠。
内枠で脚をためるのが身上のこの馬にとっては願ってもない枠で、
3着争いならば紛れ込んでもおかしくない。
母フサイチエアデールの後押しにも期待だ。


◎アドマイヤグルーヴ
○エアメサイア
▲スイープトウショウ
△ヤマニンアラバスタ
△オースミハルカ
△マイネサマンサ

*1:今年の天皇賞は、出走18頭中、逃げたストーミーカフェ以外の全馬が33秒台以上の上がりを使っている異常なレース

*2:誰よりも負けず嫌いな武豊のことだから、実際は納得などするわけがないのだが。


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