ディープインパクトの弟。
おそらく一生そう呼ばれ続ける筈のオンファイアは、
非常に不遇な運命にある。
今後いくら活躍をしようが、ディープインパクトと比較されてしまうと、
それも色褪せてしまうだろうからだ。
とはいえ、初戦で負けて「無敗」の重圧からは早々と解放されているし、
北村を乗せている以上、陣営は割り切っているのかもしれない。
未勝利戦とはいえ、今日の勝ち方は鮮やかだった。
スタートが良くない点は兄譲りだったが、後方をゆったりと追走し、
最後はあっけなく突き抜けた。
小頭数の緩いレースで、タイムも上がりも特筆すべきものではないが、
それでも、勝った、という事実は大きい。
兄の背中はあまりにも大きすぎるが、兄は兄、弟は弟だ。
いかにディープインパクトが強くとも、来年のクラシックには出られない。
兄弟クラシック制覇を目指して、マイペースで頑張って欲しいと思う。*1
*1:他人のPOG持ち馬だけに心境は複雑なのだけれど。