餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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直線1000メートル。
日本では、新潟競馬場にしか存在しない特殊な条件である。


それだけに、他競馬場での短距離実績があてにならないケースも多く、
大波乱となるケースが少なくない。
ただ、この重賞に限っては意外に堅実で、一昨年のイルバチオが12番人気で
勝った以外は堅く収まっている。
1番人気馬も、創設以来4年連続して連対だ。
流石に、重賞ともなると馬の絶対能力が問われると言うことなのかもしれない。


今年は、昨年のこのレースの覇者であり、この後G1スプリンターズSまで
ぶっこぬいたカルストンライトオが出てくる。
この馬は、昨年だけではなく、3年前の4歳時にも、このレースをレコードで
圧勝しており、実績的には文句のつけようがない。
ならば、今年はこの馬で堅いのだろうか。


もちろん、実力をスムーズに発揮できれば、圧勝まであるだろう。
なにしろ、スピードの絶対値が違いすぎる。
しかし、この、新潟直線1000メートルという特殊な条件が、僕にはどうにも
ひっかかるのだ。


既によく知られているように、この、直線1000メートルには、絶対的な
トラックバイアスが存在する。圧倒的に外枠が有利なのだ。
最初に直線1000メートルという条件を聞いた時は、コーナーのない、直線
1000メートル戦だけに、枠順の有利不利がなく、迫力のあるレースを楽し
めるかと思っていたのだが、実際は違っていた。


それはそうだろう。
通常のレースでは、コーナーが存在しているから、内で我慢して、馬群を
うまくさばければ、外を回るより距離ロスは少ない。
人気馬は、距離ロスがあっても外を回る安全策をとることが多いから、
内枠のメリットを生かして実力差を埋める戦法*1が通用する。


しかし、この条件に限っては、最短距離をうまく回れる、という内枠の
メリットは存在しないのだ。
ならば、馬場のいい外を走った方がいいに決まっている。


ということで、全馬が、馬場のいい外に寄りながらゴールしてくる
ケースが多いのは、必然とも言えるのだろう。
その条件で、なんと1枠1番を引いてしまったカルストンライトオ。
休み明け、59kgというハンデに加えてこの枠順はあまりにも痛い。
新潟1000メートルで内枠が不利なのは前述の通りだが、さらに、
この馬には「右ラチを頼って走る」という特性がある。
1枠1番という最悪な枠順から、右ラチを頼るためには、相当の
ダッシュ力で外に持ち出す必要があるが、休み明けの上に、59kgを
背負ってそれができるほど、簡単ではないだろう。


実力差が段違いなので、右ラチがなくても何とかなってしまう
可能性もあるが、人気とリスクのバランスを考えると、僕の
スタンスでは本命にできない。


カルストンライトオに続く実績馬といえば、カフェボストニアンに
なると思うが、この馬は10ヶ月の休み明けが引っかかる。
加えて鞍上が柴田善臣大先生。押さえの一角にとどめる。


本命は後藤ウェディングバレー。
まだオープン勝ちこそない馬だが、直線競馬の実績があり、夏場
順調に使われている牝馬という点は、このレースにぴったりだ。
後藤らしい、アグレッシブな騎乗に期待する。


他では、先行争いが激化した時の、スピニングノアールを押さえるが、
万が一の大荒れに備えて、他馬を絡めた3連複も考えておきたい。


◎3連単1頭軸→○▲△18点買い。


◎ウェディングバレー
○カルストンライトオ
▲カフェボストニアン
△スピニングノアール


札幌記念は、衆院選同様に女の嵐*2が吹き荒れているが、
本命は、人気が落ちて狙い所のサイレントディール。
堅実に走るオペラシチーと、3連単2頭軸マルチで手広く攻める予定。

*1:わかりやすい例でいうと、今年の弥生賞である。大外を回ったディープインパクトに対して、最短距離の内ぴったりを回ったアドマイヤジャパン。あのクビ差には、永遠とも言えるほどの距離が存在するけれど、それでも一瞬ファンをひやっとさせたことは事実だと思う。

*2:なんと牝馬3頭が連闘とは驚いた。牡馬も嘗められたものだ。


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