- 第一次世界大戦開戦記念日
- 菜っ葉の日
- なにわの日
- 乱歩の日
なにわ、と言えば大阪だ。
そんなことおまえに言われなくても判ってると言われそうだが、「なにわ」という言葉が、実に奥深いことをご存じだろうか。そもそも、その漢字からして、ひとつに定まっていないのだ。難波も浪速も浪花も浪華も、これ全て「なにわ」なのである。さらに、その漢字毎に独特のルールがあるから、混乱する。大阪全般を指す古称の「ナニワ」は「難波」でも「浪花」でも良いのだが、「ナニワブシ」は「浪花節」であって「難波節」とはならない。(と思う)また、「難波」は「ナニワ」と読めば大阪市全般を指すのだが、「ナンバ」と読むと、現在の大阪中央区繁華街を指すのである。
大阪の凄いところは、こういった複雑なルールを、ごく自然に飲み込んでしまっていることだ。「なにわ」というのは、広辞苑などの辞書的には古称だが、少しも古くなどない。今でも、「大阪」の代名詞として、ありとあらゆるところで活用されている現代語だ、と僕は思う。
「なにわ」ナンバーの車を、最初に見たときは驚いたなぁ…