餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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ファミコンの日

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7月15日 今日は何の日〜毎日が記念日〜

任天堂の初代ファミコンは、まだ、僕の家の中で眠っている。
いつかまた、「スーパーマリオ」を使う日があるかもしれないと思って、
長い間眠り続けている。
もう、永遠に使うことはない筈なのに、未だにあの面白さが忘れられなくて、
どうしても捨てられずにいるのだ。


ファミコンにハマった時期は、それほど長くなかった。
マシンはスーパーファミコンで止まっているし、やったゲームも数える
ほどしかない。
本当に夢中になったのは、スーパーマリオシリーズと、ダービースタリオン、
スーパードンキーコングぐらいだ。
ドラゴンクエストやファイナルファンタジーといったRPG系のゲームも、
いつか手を出そうかと思いつつ、結局ほとんどやらないまま*1で、終わって
しまったのである。


任天堂が残した功績は限りなく大きいと思っているが、いつしか、
家庭用ゲーム機と言えば、「プレイステーション」を指すことになって
しまったように思う。
前述のドラゴンクエストやファイナルファンタジーといった大物ソフトが
次々とプレステに鞍替えしてしまったこともあり、完全に、勝負あった、
という感がある。
流石に任天堂本家の「スーパーマリオ」シリーズがプレステで発売される
ことはなく、だから僕も結局乗り換えることはなかった。


市場が成熟してきた頃に衝撃的なマシンを投入して、おいしいところを
かっさらっていくというのはSONYの得意技*2だが、本家の
任天堂としては、歯がゆい思いがあったことは想像に難くない。


ただ、僕は思うのだ。
任天堂が、ファミコンという文化を創り上げた功績は限りなく大きいと思う。
しかしそれは、「任天堂」ブランドが崇拝されたからではないのだと。
だから、「ニンテンドー64」というマシン名称を聞いた時、僕は唖然とした。
なぜ、ゲームに会社の名前を付加する必要があるのだろう。
創始者としての自負はわかるが、僕にはその意図が全くわからなかった。


もちろん、最も重要なのはハードの内容であって、その名称などは二の次
だとは思っているが、人に面白さを伝える時、自分で持つ喜びをかみしめる時、
ネーミングというのは、決して小さな要素ではないと思う。
「プレイステーション」が大ヒットした理由の一つには、「プレステ」という、
わかりやすく馴染みやすい愛称があったことは間違いない。
ソニーは、こういったブランド、ネーミング戦略にかけては秀でており、
「プレイステーション2」の時は、「プレステ2」の他に「PS2」という
愛称も用意して、「PS3」や携帯用ゲームの「PSP」まで見据えた総合的な
ブランド戦略をとった(のではないかと僕は思っている)


任天堂にも考えはあるのだろう。
「ニンテンドー64」「ニンテンドーゲームキューブ」に続いて、携帯用
マシンまで「ニンテンドーDS」と、あくまでニンテンドーにこだわった。
これは、《ニンテンドーはあくまで冠であって、愛称としては「64」「DS」と
言ってくださいね》ということなのかと思う。
しかし、なぜ、折角「ゲームボーイ」という大ヒットしたネーミングを捨ててまで
「ニンテンドーDS」なのか。


おそらく、ゲームボーイ系列とは異なる、戦略的な新機軸マシンであることを
主張したかったのだろうとは思う。
思うがしかし、それが「ニンテンドー××」という名前になった時点で、
何だか興ざめしてしまうのは、僕だけなのだろうか。*3

*1:ただ1つ、スーパーマリオRPGだけは、マリオの魅力で手を出した。それなりに面白かったけれど、やはり「通常の」スーパーマリオの方が、僕の好みだ。

*2:パソコンで言えばVAIO、ハードディスクレコーダーでいればスゴ録など

*3:これはあくまでネーミングだけの話であって、ニンテンドーDSのハード自体は全く否定していないので、念のためお断りしておく。コンセプトにしてもソフトにしても、とても魅力的で、PSPとどちらを選ぶかと言われれば、迷いもなくニンテンドーDSを選ぶ。


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