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脱線事故車両に乗車の運転士

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呆れて物が言えないとはこのことだ。

脱線事故車両に乗車の運転士、救助活動せずに出勤


JR福知山線で脱線事故を起こした快速電車に、出勤途中のJR西日本の男性運転士2人が乗り合わせ、事故後、救助活動などを行わないまま職場に向かっていたことが3日、わかった。
2人の所属電車区もこうした事実を知りながら、それぞれ当日の予定通りの乗務をさせていた。2人は社内調査に「大きな事故に動転した」などと話しており、同社は処分を検討する。
JR西日本によると、2人は、大阪支社管内の森ノ宮電車区の運転士(59)と尼崎電車区の運転士(27)で、それぞれ事故車両の4両目と6両目に乗車。ともにけがはなく、救急隊員や乗客、近所の人たちが負傷者らの救助にあたる様子を見ながら、徒歩で現場を離れて、そのまま出勤した。
森ノ宮電車区の運転士は途中で職場に電話をかけ、事故を報告したうえ「これから向かう」と当直職員に伝えたが、尼崎電車区の運転士は職場に着くまで何の報告もしていなかった。
両電車区は点呼で2人に異状が見られないとして、ともに予定通りの列車を運転させたという。
また、大阪支社はこうした点について両電車区から報告を受けたが、本社には2日に問い合わせを受けるまで知らせていなかった。
脱線車両にはほかに社員1人が1両目に乗車、肋骨(ろっこつ)を折る重傷で入院している。同社の村上恒美・安全推進部長は「現場に居合わせたら、お客様を救助するのが当然で、誠に遺憾。処分も含めて検討する。報告しなかった大阪支社にも改めて指導する」としている。
【5/3 読売新聞】


報道によれば、この運転士たちは、通常出勤後点呼を受けて、予定通りの
電車を運転したという。
僕にはこれがとても信じられない。
「大きな事故で気が動転していた」ほどの乗務員が、その当日にまともな
精神状態で運転などできるものか。
たとえ救助活動はできないにしても、現場に残るのが当然ではないか。
これほどの大惨事になっているのを知りながら、通常業務につくことを
優先しなければと思ったのであれば、それはどう考えても異常だ。


百歩譲って、当人たちはまともな精神状態ではなかった(から通常業務を
行わなければいけないという強迫観念に縛られてしまった)としても、
それを糺すのが、上司や職場の役割ではないか。
ベテラン運転士が、職場に事故を報告した時、なぜ、そこで正しい判断を
できるものがいなかったのか。
僕はその神経を疑う。


これだけの不祥事を起こしながら、職場ぐるみでまともな判断ができない
状態になっているとしたら、それは個人の問題ではない。
会社全体の体質の問題だ。


ふざけるな、JR西日本。


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