餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や将棋の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

スポンサーリンク

待ち時間の長さが体を悪くする

スポンサーリンク

ほぼ半年ぶりに、平日会社を休んだ。
毎年恒例になっている秋のNY行以外で、会社を休んだのは
いつ以来だろう。もう忘れてしまった。


休日出勤も多いので、休暇は沢山たまっているのだが、どうにも
僕は要領が悪く、うまくそれを消化できずにいた。
秋のニューヨーク行きだけは、どうしても譲れないので、その期間
だけ休めれば、あとはそれほど休暇にこだわっていないというのも
ある。
健康だけが取り柄でもあるので、いわゆる「当日ドタキャン」的な
休暇も久しく記憶にない。


だから、今日は本当に久しぶりだ。
天気は快晴。陽気も最高。1日ぐらいは仕事のことを忘れ、
外で伸び伸びと羽を伸ばして、リフレッシュしよう!


という甘い夢をいだいていられたのも、わずかに一瞬だった。
午前中には終わるだろうと思った病院の診察は、やはり
そんなに簡単なものではなく、例によって、長い、長い、
長い時間がかかってしまったからだ。


「健康だけが取り柄」とさっきは書いたが、それは単に会社を
ドタキャンで休んでいないだけであって、いつそうなっても不思議
はないような状況に追い込まれてきている。
この日記を振り返ってみるとわかるのだが、昨年暮れから、
僕の体はガタがきているとしか思えない状況を呈しているのだ。


[雑記]抜くべきか、抜かざるべきか
http://d.hatena.ne.jp/ICHIZO/20041211#p1

[雑記]手首と肋骨に冷たい衝撃
http://d.hatena.ne.jp/ICHIZO/20041230#p1

[雑記]病院の待ち時間に考えていたこと
http://d.hatena.ne.jp/ICHIZO/20050301#p1

[雑記]突然襲ってきた目眩
http://d.hatena.ne.jp/ICHIZO/20050321#p1


流石に、3/21に起きた目眩は不安で、これが会社で再発
したら…と考えると、一度やはりしっかりと検査をしなければ
いけないと感じた。


ということで、一念発起(大袈裟だなぁ)して会社を休み、
病院へ行くことにしたのである。
今日出かけたのは、先日整形外科に行ったのとは違う
病院だったが、それでも大病院であることに変わりない。
大病院特有の混雑状況は目に見えているから、僕は
今日朝一番で病院に出かけた。


しかし、症状が目眩となると、色々と厄介なことがわかった。
原因が、脳にあるのか耳にあるのかわからないため、
脳神経内科と耳鼻咽喉内科の2つを受診しなければ
ならないからだ。
朝一番から簡単に済ませて、午後は有意義に使おう
などという僕の甘い夢は簡単に潰されてしまった。


初診受付処理待ち。診察順番待ち。会計待ち。
このそれぞれが呆れるぐらい長い。
実際の診察は、あっという間に終わってしまうのだが、それに
至るまでの時間、そして、終わってからの時間が、途方にくれて
しまうほど、長いのだ。


それでも、今日は、朝一番から来たアドバンテージがあった
ため、最初の脳神経内科では、全部合わせて1時間で済んだ。
しかし、そのあと向かった耳鼻咽喉内科では、既に
アドバンテージはなくなっているから、とにかく、
永遠とも思えるほどの時間を過ごすことになった。


この病院は、前回の病院と違って、全体の待ち人数を
「あと○人」として案内してくれるから、自分の受付
終了後、その人数をみると、だいたいのイメージが
わいてくる。
最初の脳神経内科で、自分の番号が表示され、
「あと3人」と表示された時は、非常にわかりやすく
好ましいシステムだと思った。
しかし、それも出てくる人数による。
耳鼻咽喉科に行って、自分の受付が終了し、その
番号をみたら、


「あと27人」


とか表示されていたのには、それこそ、
その場で目眩がおきてしまいそうになった。
あと、27人てどういうことだよ、いったい。
需要と供給のバランスが悪すぎやしないか。
医者を増やせ、医者を。
という思いで、怒鳴りたくなったのだが、満員の待合室では
みんなおとなしく待って(耐えて)いたので、僕も黙らざるを
得なかった。


それからどれくらいの時間が流れたろう。
永遠とも思える時間だった気がする。
時間はすっかり午後になった頃、僕は内側の待合室に
移され、そこでも長い時間待たされた上、やっと診察を
受けることができた。


しかし、その診察は、あまりにも簡単だった。
変な眼鏡をかけさせられて、頭をぐるぐる回された、だけ。
医師はそのあと、パソコンを叩きながら、こういい放った。
「これだけではわからないですねぇ。検査の予約を入れましょう」


僕は今度こそ本当に目眩で倒れそうになった。
あれだけ待ち続けていたのは、いったいなんだったのか。
この予約をとるためだったのか?


先ほどの脳神経内科でも同じような検査をされて、結局
MRIについては後日のPC予約になってしまったのだが、
今回も、また、同じだ。
EMG(電気眼振図)というものを予約しておいて、また来訪
しなければいけないらしい。


僕は言いたい。
どうせ検査をしてもわからないのだから、最初から、MRIや
EMGの予約をさせてくれ。
どうせパソコンで予約するシステムになっているのだから、
患者がインターネットで直接予約できるシステムに。
そうすれば、あまりにも長すぎる待ち時間を短縮できるでは
ないか。


今回、僕は、MRIやEMGこそできなかったが、様々な検査は
並行して受けることができた。

  • 血圧(80-40。相変わらず低いなぁ)
  • 採血(あまり好きではない検査のひとつ。血を見るのは嫌いだ)
  • 心電図(今回の症状と、どういう関係があるのだろう?)
  • レントゲン(首と耳。)
  • 検尿(コップに入れてトイレに置いておく方式だった)


だから、あながち、今日の全てが無駄とは言わない。
しかし、待っている時間は殆どが「診察」待ちであって、
上記のような「検査」については、スムーズに進んでいるのだ。
「検査」を指示するのが「診察」だから難しいものがあるの
かもしれないが、あれだけの「診察」しかしないのなら、
おきまりの「検査」だけ先にやらせてもらって、全ての結果が
出てから「診察」をするというシステムの方が、合理的では
ないか。


とにかくあまりも長い待ち時間は、病人の体に悪い。
病院が病人を生んでいるのではないか、とまで思う。


全ての診察が終わり、さらに会計時にも延々と待たされて、
やっと支払いが終わった頃には、5時間が経過していた。
さらにこの病院は、薬も発行していて、その薬待ちが
1時間もかかるという。


目眩止めの薬を待つ間に、目眩がおきそうだよ、まったく。


僕は呆れて物が言えなかった。
大病院とはそう言うものだと思うしかないのかもしれないが、
どこか、もっとまともに機能している総合病院はないのだろうか。


マラソン・ジョギングランキングへ