餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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au「PENCK」ファーストインプレッション

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もう何度も書いていることなので、読み飽きている人がいるかもしれないが、
僕は、auのINFOBAR(ICHIMATSU)を使っている。


これが発売された時、僕はまさに秒殺で虜にされてしまった。
それまではNTTドコモの携帯を使っていたから、キャリアの乗り換えと
いう大きな障壁があったのだが、そんなことを全く苦に感じないほど、
僕は、その魅力に嵌ったのだ。


INFOBARのいったい何に惚れたのか。


それはもちろん、あの斬新なデザインだ。
薄型ストレートのシンプルなフォルムと、キーボードライクのボタン部分までをも
トータルにコーディネイトした絶妙の配色。
バリエーションとして、男女で使い分けができるように(かどうかは知らないが)
紅白バージョンの「NISHIKIGOI」と白黒バージョンの「ICHIMATSU」を用意したのも
素晴らしかった。



携帯は、毎日持ち歩くものなのだから、デザインはとても重要である。
そんな当たり前のことなのに、INFOBARの登場までは誰も、そんなことを
テーマにしていなかったのが、今更ながら不思議に思う。
INFOBARは、auからの提案である「au design project」の一環として生まれたもの
だが、このコンセプトは実に素晴らしいと思うし、かつ、それを単なるアイデア
だけに終わらせることなく、見事なまでに商品化にまで昇華(実はこの段階が一番
大変な筈だ)させたauには、拍手を贈りたい。



僕は、INFOBARに乗り換えるまで、ドコモの、よくありがちな二つ折り携帯(確か
N501iだったと思う)を持っていたのだが、正直、実用性以外の魅力を感じたことが
なかった。
ポケットの中でも嵩張るので、時々、持ち歩くのを苦に思えた時もあったぐらいだ。
しかし、携帯をINFOBARに替えて以来、僕はそれを一度も感じることがなくなった。



それほどまでに惚れた携帯だから、当分、このまま続けて使うつもりではいたのだが、
携帯としてのスペック不足が正直、気になってはいた。
カメラはついているものの30万画素しかないし、CDMA1X-WINでないため、今のauの
売りとなっている、EZ着うたフルや、ダブル定額に対応していない機種であるのも
ちょっと悔しい。


ただ、この点を差し引いても尚、僕の中ではINFOBARの魅力は薄れず、乗り換える
気持ちには至らなかった。
もしも乗り換えるなら、相当な魅力を持った機種でなくては。
だから、「au design project」の次回作には常に期待をしていたのだ。


満を持して発売されたと思えるのが、昨年暮れに出たTalbyだが、これには僕は
全く魅力を感じなかった。
ストレートフォルムのデザイン重視端末だから、路線としてはINFOBARの
流れを継いでいる筈だ。
しかし、斬新さではINFOBARに劣るし、薄さも軽さも大差ないうえ、CDMA1X-WIN
非対応となれば、乗り換える理由がない。
ということで、これの見送りには全く躊躇しなかった。
いかに世界的なデザイナーが作ったとは言え、僕には、それほどのものとは
どうにも思えなかったのだ。


しかし、唐突に発表された(と僕には思えた)今回の「au design project」
新機種にはちょっと惹かれた。
以下にプレスリリースの内容を転載してみよう。


「CDMA 1X WIN」の先進機能を搭載した「au design project」モデル第4弾
「PENCK (ペンク)」の発売について


KDDI、沖縄セルラーは、自由なアプローチでこれまでにない魅力とアイデアを備えた携帯電話を提案する「au design project」モデルの第4弾として、世界的に有名なグラフィックデザイナー/アートディレクターのサイトウマコト氏のデザインによる「CDMA 1X WIN」対応の携帯電話「PENCK」を本年2月下旬より全国で順次発売します。
「PENCK」の特長は、以下のとおりです。

●1. デザインおよびカラーリング


最新の加工方法を駆使し、出っ張りのない究極のオーバルフォルムを実現しました。ボタンやカメラがボディと一体化し、柔らかな丸みを帯びた個性的なフォルムは、独特のカラーとあいまって、今までにない質感と圧倒的な存在感を放っています。
カラーリングは、内蔵アンテナの電波受信感度に影響を与えない、特殊なメッキ蒸着塗装により、世界で初めて携帯電話で全面メッキを実現した「メタル」をはじめ、サイトウマコト氏のカラーイメージを忠実に再現し、豊かな光沢でソリッド感の高い「ミルク (ホワイト)」「ビター (ブラック)」の3色を用意しました。
また、業界初の白色ACアダプタを採用し、卓上台、ステレオイヤホンも白色に統一するなど、本体はもちろん、周辺機器の細部に至るまで完成度を高めました。
「PENCK」の名称は、サイトウマコト氏が命名したもので、音の響きのかわいさ、自由さ、フリーハンド感をイメージしています。

●2. 画面デザイン


サイトウマコトデザイン室がデザインした「起動画面」「メニュー画面」「待受画面」「各種アニメ」などを、FlashRを用いてグラフィカルに表現。本体デザインとあわせ、統一した世界観をつくりだしています。

●3. サウンドデザイン


サイトウマコト氏のディレクションのもと、全ての着メロと効果音を新たに作成しました。
オリジナリティあふれるフォルムにふさわしい、ユニークなサウンドをお楽しみいただけます。

「PENCK」は、3Dサラウンドのステレオスピーカーを搭載し、EZ「着うたフル」を高音質でお聞きいただける他、EZナビウォーク、バーコード (QRコード)、FlashRにも対応しています。さらに、高精細2.2インチQVGA液晶、124万画素CCDカメラ、セキュア対応のminiSDメモリスロットを搭載するなど、卓越したデザイン性だけでなく「CDMA 1X WIN」の先進機能も兼ね備えた携帯電話です。

ということで、一読興味を覚えた僕は、下記のスペシャルサイトで、食い入るように
この新機種を研究した。

http://www.au.kddi.com/au_design_project/seihin/PENCK/


ストレート端末ではないが、従来の無骨な二つ折り携帯とは一線を画しているような
流線型のフォルムがいい。
ソリッドに光るシルバーが実に美しく、もはや標準仕様ともいえる外面の液晶を
「あえて」外してまでデザイン性にこだわった点にも好感を覚えた。


今回はCDMA1X-WIN対応機でもある上に、バーコード (QRコード)、FlashR対応、
124万画素CCDカメラ、セキュア対応のminiSDメモリスロットまで搭載していると
なっては、見過ごすわけにはいかない。


しかし。自分の中で結論を出すのは簡単だった。


今回も、INFOBARからの機種乗り換えは行わない。
確かにCDMA1X-WINをはじめとする先進機能は魅力であるが、デザインと操作性は
やっぱり、現INFOBARの方が数段勝っていると感じたからだ。
ただ、僕は、携帯も場合によって(同じ番号で)使い分けができればいいと感じて
いて、もしもそれができるのならば、今回8:2ぐらいの割合でPENCKを使って
みたいなぁ、と思ったりした。
携帯使い分けは、実現したらニーズ高いと思うのだが、実際はどうなのだろうか。
同じ番号を使うとなると、「どっちの電話にかかってくるんだ?」という問題など
あるのかもしれないが、デフォルトで優先受信する端末を決めておけばクリア
できるのではないかと思う。



PENCKについて、若干のおせっかいな(というか、言い掛かりか?)不満も
ひとつ。PENCKというネーミングはちょっといまいちではないか。
ニュースリリースによれば、「音の響きのかわいさ、自由さ、フリーハンド感」を
イメージしているとのことだが、《ぺんく》という響きに「かわいさ」や「自由さ」
なんて感じられるか?ましてや、フリーハンド感って、何のことかよくわからないぞ。
専用サイトでは「PENCK」の「N」が反転文字(ロシア語か?)になっているのも
何のことやら意味不明で、違和感を醸し出しているだけのような気がする。


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