餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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始発電車の風景が違う

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僕は毎日、都心のターミナル駅から、その駅始発の始発電車に乗って通勤している。
始発電車の風景は、いつも同じだ。
ソファーをベッドにして本格的に寝る人、水商売明けと思われる華やかな女性、
大企業の内幕を大声で話し続ける掃除婦たち。(聞きたくなくても聞こえて
きてしまうのだ。)


毎日、乗る車両も行動も、座る席でさえもほぼ一緒なので、お互いに妙な
連帯感が生まれている(ような気がする)
その中で、僕がどのようなイメージで捉えられているかは謎だけれど。
まるでデジャヴのような風景を見ながら、僕の一日は始まる。


しかし。今日は違った。いつものように、ターミナル駅に着いた僕は、
その始発電車に乗ろうとして、そして、驚いた。
なんと、満員なのである。
僕は、一瞬時間を間違えたかと思ったが、時計は合っているし、駅のアナウンスも
当駅発の始発電車であることを伝えている。


いったいこれはどうしたことだ、と思いながら車内に入って、僕は気がついた。
客層が、全般的に若い。上気したような顔をしている人が非常に多い。
疲れた表情をしているが、ムードは暗くない。
そう、答えは簡単だ。忘年会での徹夜明けなのである。

みな、始発電車の時刻を今か今かと待ちわびて乗り込んできたから、
必然的に始発電車が満員になったのだ。
僕も昔はこうやって始発電車を待つほど飲み明かしたことがあったなぁ、
と感慨深く思いながら、ふと、あることに気がついた。


そういえば、いつもの始発電車メンバーたちは、どこでどうやって過ごして
いるのだろうか、と。
少し見渡したところ、いつもの顔ぶれは見つからなかった。
この満員状態に驚いて他の少しでも空いている車両に移ったのだろうか。
それとも、電車をずらしたのか。


別にどうでもいいことなのだが、もしもいつものメンバーが僕の隣にでも
立っていたなら、僕は「凄いねぇ、今日の始発電車は。いつもと違うね。」と
声をかけていただろう。


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